Hondaパワープロダクツ事業ガイド
Hondaパワープロダクツ事業ガイド

第 1 章
Honda
パワープロダクツ事業とは

パワープロダクツ事業とは

1951年、Honda創業者の本田宗一郎は「造って喜び、売って喜び、買って喜ぶ」を「三つの喜び」として社報で発表、これは、今日に続くHondaの基本理念となっています。
困っている人を見たら放っておけない。人を少しでも楽にする。常に人間中心に、技術で人々の生活に役立ちたい。後に続々と誕生する、耕うん機、芝刈機や発電機、ポンプなどHondaのパワープロダクツは、技術で労働を軽減し、人々に喜んでいただくために、生活の中に溶け込んでいきました。この思想は現在の二輪・パワープロダクツ事業に引き継がれています。
(出典・参考文献
「語り継ぎたいこと チャレンジの50年」本田技研工業株式会社)

H型汎用エンジン

耕うん機F150

ポータブル発電機E300

パワープロダクツ事業の幅広い領域

パワープロダクツ事業は、動力源としてさまざまな作業機械へ搭載が可能な汎用エンジンと、この汎用エンジンを搭載した完成機(作業機械)の開発・製造と販売をすることからスタートしました。
そして現在、電動商品やロボティクスに加え、持ち運び可能なバッテリーなど汎用エンジン以外の領域まで範囲を広げ「移動と暮らしに新価値を提供する」パワープロダクツ事業へと可能性を広げています。

汎用エンジン

Hondaのパワープロダクツ事業の主力商品は汎用エンジンです。 Hondaの汎用エンジンは自社の完成機に搭載するとともに、世界各国の多種多様な完成機メーカーに対してOEM*1供給しています。
*1 Original Equipment Manufacturerの略。

電動パワーユニット

完成機メーカーに対しOEM供給する電動の動力源です。
※2021年6月より日本でOEM供給を開始しました。
 

Hondaの完成機

発電機

エンジンを動力源として電気を作る完成機が発電機です。

除雪機

エンジンやモーターを動力源として降り積もった雪を除雪する完成機が除雪機です。

耕うん機

エンジンを動力源とした農作業用の完成機が耕うん機です。

水ポンプ

エンジンを動力源とした吸水・排水作業用の完成機が水ポンプです。

芝刈機

エンジンやモーターを動力源とした
芝刈作業用の完成機が芝刈機です。

草刈機

エンジンやモーターを動力源とした
草刈作業用の完成機が草刈機です。

ハンドヘルド作業機

エンジンやモーターを動力源とした
草刈用の刈払機や
落ち葉を飛ばすブロワなど、
手に持って作業する完成機の総称です。

蓄電機

バッテリーに電気を貯めて電気を供給する完成機が蓄電機です。

船外機

船外機は船体の外側に取り付けるボート専用エンジンで、Hondaの場合は
四輪車用エンジンをベースとしたものや専用のエンジンのものがあります。

パワープロダクツ事業の歩み

最初の商品(汎用エンジンの供給)
Hondaは1946年に、創業者の本田宗一郎が旧陸軍の無線機用小型エンジンを自転車用の補助エンジンに転用したことに始まります。
この補助エンジンは評判となり、小型農機メーカーから背負式散粉機用にエンジン提供の依頼を受け、1953年に初の汎用エンジンH型を開発し、パワープロダクツ事業の礎を築きました。

Honda 初の自転車用補助エンジン
Honda A型エンジン(1947)

 
自社製完成機投入の狙い
創業者の本田宗一郎は、戦後で女性や高齢者が中心の農家が重労働で困っている姿を見て、女性や高齢者でも取り扱いが容易な耕うん機の開発に着手し、1959年にHonda初の耕うん機F150の販売を開始しました。

耕うん機F150

 
幅広い分野への進出
その後、当時のソニー株式会社の井深社長から本田宗一郎に依頼されたポータブルテレビ用の電源開発をキッカケとして1965年にポータブル発電機E300の販売を開始しました。また、1964年には船外機ビジネスにも進出しました。さらに1978年に芝刈機HR21を北米市場で販売開始したことによって、グローバル事業としての確かな基盤を築くことになりました。

ポータブル発電機E300

芝刈機HR21

パワープロダクツ事業の変遷