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リーフェルものがたり だい21
リーフェルものがたりの はじまり、はじまり…

  • アフリカ大陸たいりくんでいたリーフェルたちは、ゾウさんのむれれをつけました。
  • 「ゾウさんたちにあいさつしていこう。」
  • リーフェルたちは地上ちじょうへおりていきました。
  • 「ゾウさんこんにちは! なにをしてるの?」
  • 「やあ! これからどこへこうか、れのみんなで相談そうだんしていたパオー。」
  • 「そうなの? はなこえこえなかったなあ。」
  • 本当ほんとうパオー? みんなでずっと会話かいわしていたパオー。」
  • 不思議ふしぎだなあ、どうしてこえなかったんだろう?」
  • 「おや?…これからカミナリがやってきそうだパオー。」
  • ゾウさんはそら見上みあげながら、心配しんぱいそうなかおをしました。
  • 「えっ、そんな気配けはい全然ぜんぜんないよ?」
  • 「キミたちには、このおとこえないのパオー?」
  • なにもきこえないなあ。ゾウさんだけこえるおとがあるのかな?」
  • やがてそらくらくなり、ゴロゴロとカミナリのおとこえてきました。
  • 「ほら、カミナリがやってきたパオー。」
  • 本当ほんとうだ。そういえばブランクリーフェルとはじめてったときも、カミナリだったなあ。またあらわれるかも。」
    あめがふりそうだから、そろそろこう。ゾウさん、またおうね!」
  • 「バイバイパオー。」
  • リーフェルたちはちました。
  • カミナリからげてきたリーフェルたちは、ジャッカルくんに出会であいました。
  • 「こんにちは。あっちのほうからカミナリがやってきているよ。」
  • 「カミナリだって!? ボク、カミナリで具合ぐあいわるくなるんだ。」
  • 「それは、カミナリがこわくて?」
  • 「いや、カミナリのまえにゴロゴロとひくおとがするだろ? あのおとがダメなんだ。」
  • 「カミナリがるのを、ゾウさんはわかかっていたんだ。不思議ふしぎだとおもわない?」
  • 「ゾウさんはボクたちにはこえないほどひくおと低周波音ていしゅうはおん”がこえるのさ。ゾウさんは会話かいわも“低周波音ていしゅうはおん”でするんだ。」
  • 「だからこえなかったのかあ。」
  • 「カミナリまえのゴロゴロというおとにも“低周波音ていしゅうはおん”がある。ボクはそれで具合ぐあいわるくなるんだ。」
  • 「ゾウさんのみみっておおきいだけじゃなくて、とっても感度かんどがいいんんだね。」
  • 「じゃあ、カミナリがまえにボクはとおくにくとするか。またね。」
  • 「わあ、おもしろいかたちがあるよ。あのしたやすもうか。」
  • 「これはパオパブのっていうんだ。て! もなっているよ。」
  • すると、ひびきがしてきました。
  • 「なんだ?どうしたんだろう?」
  • て! ヌーのれだ!こっちにやってくるよ!」
  • ちかづくヌーのれによって、大地だいちのゆれがおおきくなってきました。
  • 「イタタタタ!!!」
  • 「わあ、なんだ?!」
  • 大地だいちがゆれたために、パオパブのがリーフェルのあたまちてきたのです。
  • 「うわーん、したからよう!」
  • 「あれ!ブラックリーフェルがヌーのれのなかにいるよ!」
  • 「もしかして、ヌーさんにブラックリーフェルがイタズラして、はしらせているんじゃ?」
  • そのとき、ブラックリーフェルがヌーの背中せなかからふるいとされました。
  • 「わあ、大変たいへんだ!」
  • 「ブラックリーフェル! ヌーにいたずらをして、はしらせたんでしょう? だからバチがあたったんだよ。」
  • 「ちがうぞ!ヌーは大移動だいいどうをくりかえ習性しゅうせいがあるんだ。ヌーにってあそんでいただけだぞ! ん? そのタンコブどうしたんだ?」
  • 「これは、パオパブのちてきてさあ。」
  • 「わはは~ドジなやつらだ。」
  • 「ブラックリーフェルだってきずだらけのくせに~くすくす。」
  • リーフェルたちとリーフェルブラックは、なんだかおかしくなって、わらったのでした。
  • 第二十二話だいにじゅうにわにつづく

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