Vol.2 「夏」のキラキラした思い出を撮ろう!
シーン3
夏祭りや線香花火を楽しむ子どもをかわいく撮る、夜の屋外撮影テク。
夏の夜といえば縁日! 浴衣や甚平でおめかしした子どもたちをかわいく撮りたいですね。でも「光が少ない」「人混み」の中での撮影はちょっと難易度が高め。ポイントはISO感度を上げることと、背景の人混みをぼかして撮ること。そのためには以下の設定を。どうしてもブレやすくなりますが、諦めず何度も撮ることがコツです!連写モードが付いていれば活用して。フラッシュを使ってもOKですが、やぐらや屋台を背景に撮れば明るさが確保でき、お祭りらしい雰囲気も出せます。
1 明るく撮りたい → ISO感度を上げる
夜の屋外撮影ではISO感度を1600ぐらいに設定するとベスト。
2 背景をぼかしたい → 「絞り」を最大に開放(F値を最小値に)
レンズを回してF値を最小値に。ただしブレやすくなるので、なるべくカメラを固定して撮ること。撮影モードは状況によって異なるのでいろいろ試して。
※「絞り」とは? 光の量を調整するもので、F1.4、F2、F16…などと表されます。数字が小さいほど光の量が多くなり、明るい写真が撮れます。背景をぼかした写真を撮りたい時は数字を小さく設定。風景写真などピント範囲を広くしたい時は数字を大きく設定します。
夏の夜のもう一つのお楽しみといえば花火。線香花火なら煙も少なく、撮りやすいのでおすすめです。ISO感度は夜祭りの時と同じ設定に。フラッシュを使ってもOKですが、フラッシュなしの写真だとより情緒的な雰囲気に。街灯の下や家のベランダなど、ある程度明るい場所なら可能です。暗くてピントが合わない時は、誰かに手伝ってもらって懐中電灯の光を子どもの顔にかざしてください。ピントが合ったら光を外してから撮りましょう。スマホの懐中電灯アプリで十分です。子どもが動くのは仕方ないですが、カメラマンは絶対動かないようにして手ブレを防ぐことも重要なポイント。
Vol.2 「夏」のキラキラした思い出を撮ろう!