自由研究

アクアポニックスをやってみよう

魚のフンで野菜が育つ!?
地球にやさしい循環じゅんかん型の食料生産システム「アクアポニックス」をやってみよう。
対象学年
じっけん
アクアポニックスをやってみよう

用意するもの

用意するもの
①小さな観賞魚(メダカなど) 
②野菜のなえ(バジルやスプラウトなど) 
③飼育ケース(水そうとして使う。上面にまどがついているもの) 
④空の2Lペットボトル(プランターとして使う) 
⑤観賞魚用の小型水中ポンプ(パワーが弱めで流量調整できるもの。今回は出口外径8mmのものを使います) 
⑥ポンプ用ホース(ポンプの出口径に合ったもの。今回は内径8mmのホースを使います) 
⑦L型ホースジョイント(ホースのサイズに合ったもの) 
⑧ヤシマット(なければスポンジでもよい) 
⑨ハイドロカルチャー 
⑩水そうの底砂(あるとよい) 
⑪はりがねとクリップ(ホースをペットボトルに固定するのに使う) 
⑫カルキぬきした水 
⑬はさみ 
⑭カッター 
⑮ビニールテープ(ペットボトルの切り口を保護するのに使う) 
⑯ぞうきん
※魚によって適した環境かんきょうことなります。その魚に合った水そう環境かんきょうをよく調べて選びましょう。
※ポンプのパワーが強いと水があふれ出ることがあるので、パワーが弱めで流量調整できる小型水中ポンプを選んでください。
※ポンプ、ホース、L型ホースジョイントは通販つうはんサイトやアクアリウムショップなどで買えます。
※飼育ケース、ヤシマット、ハイドロカルチャー、底砂は100円ショップやホームセンターなどで買えます。
実験をするときはおうちの人に知らせてからはじめましょう。おわったら後かたづけしましょう。
手順をよく読み、安全に注意して行いましょう。
はさみやカッターを使うときは、ケガをしないように気をつけましょう。
まわりがぬれてもよい場所で行いましょう。
ぬれた手でコンセントをさわってはいけません。
魚は飼い方を調べて、最後まで大切に飼いましょう。

実験のやり方

下準備
①ハイドロカルチャーや底砂を水でよくあらっておく。
②野菜のなえについた土をあらい落としておく。
※根をきずつけないように気をつけよう。
アクアポニックス装置そうちをつくろう

空の2Lペットボトルの上部を高さ12〜13cmくらいに切る。ケガをしないように切り口にビニールテープなどをはる。

上部を切り取る。
※口より下のやわらかい部分にカッターを入れる。あぶないので大人に手伝ってもらおう。

ペットボトルを逆さにして、大きめに切ったヤシマットをしく。

ハイドロカルチャーをつめて、野菜のなえを植える。

飼育ケースの上面のまどを取り外す。

底砂をしく。

水中ポンプの流量を最小に設定し、ホースを取りつけて飼育ケースの中に設置する。

飼育ケースにカルキぬきした水を入れる(まずは水が循環じゅんかんするかどうか確かめるために入れる)。

ペットボトルのプランターをのせて、ホースをちょうどいい長さに切り、L型ホースジョイントを取りつける。
※野菜に直接ちょくせつ水がかからない位置に取りつけよう。
はりがねとクリップを使ってホースをペットボトルに固定する。

手やコンセントがぬれていないことを確かめてから、水中ポンプの電源でんげんを入れる。水がゆっくり循環じゅんかんしているか確認かくにんする。

確認かくにんできたらポンプの電源でんげんを切り、水そうに魚を入れる。手やコンセントがぬれていないことを確かめてからポンプの電源でんげんを入れる。

魚にエサをあたえて育てよう。水質や魚の様子、植物の育ち具合は日々チェックしよう。
※プランターの底から水そうの水面へ水が落ちることで簡易かんい的なエアレーションはできていますが、それぞれの飼育環境かんきょうや飼う魚におうじて必要な水そう環境かんきょうを整えましょう。
やってみよう
・室内で栽培さいばいできるよう、プランターの上にLEDライトを取りつけてみよう。
・植える植物を変えてみて、何が一番良さそうか、その理由とともに調べてみよう。
監修かんしゅう

L-Kids Lab

就学前から中学生を対象とした子どものための科学体感教室です。
お子様の知的好奇心を刺激する、ワクドキいっぱいのしかけをちりばめた科学遊びをご用意しています。遊びの中で気づいたり、考えたり、工夫したり、表現したり、そして科学が日常の身近につながる機会になるよう、お子様ごとにプラスαの声かけをしながら一緒に科学遊びを楽しんでいます。
教室は、東京都文京区にあります。泊まりでの自然教室は長野県を中心に行っています。 web site:http://www1.tcn-catv.ne.jp/l-kidslab/