自由研究

シュガーボルケーノを噴火ふんかさせよう

「カルメ焼き」を山の形で作ってみよう。んんん? どこかで見たことがあるよ!?
対象学年

ガスによってふくらむ「カルメ焼き」は、火山の噴火ふんかにしくみが似ている

重曹じゅうそうは熱によって分解されて、ガス(二酸化炭素と水蒸気)を発生します。熱した砂糖溶液さとうようえき粘性ねんせいが高くなっており、重曹卵じゅうそうらんを入れてかき混ぜることによって発生した無数のガスでふくらみ、盛り上がります。さらに山の中を上昇じょうしょうし、出口から噴出ふんしゅつして流れながら表面が急冷されるので、気泡跡きほうあととともに固まります。
地下深くにある火山のタネ“マグマ”が何らかの刺激しげきを受けることによって水やガスを発生して内部の圧力が高まります。圧力が限界に達するとマグマはき出しますが、地中を上昇じょうしょうするにつれて圧が弱まります。火口から噴出ふんしゅつすると山肌やまはだを下ったり、噴石ふんせきになったりします。「カルメ焼き」のでき方は、火山が噴火ふんかするしくみに似ています。今回作った「カルメ焼き」の断面を見ると「火山岩(溶岩ようがん)」によく似ています。
菓子かしの断面
火山岩
まとめかた
やってみよう
火山の噴火ふんか実験で、わかったことをまとめよう。
監修かんしゅう

L-Kids Lab

就学前から中学生を対象とした子どものための科学体感教室です。
お子様の知的好奇心を刺激する、ワクドキいっぱいのしかけをちりばめた科学遊びをご用意しています。遊びの中で気づいたり、考えたり、工夫したり、表現したり、そして科学が日常の身近につながる機会になるよう、お子様ごとにプラスαの声かけをしながら一緒に科学遊びを楽しんでいます。
教室は、東京都文京区にあります。泊まりでの自然教室は長野県を中心に行っています。 web site:http://www1.tcn-catv.ne.jp/l-kidslab/