自由研究

ブックスタンド(本立て)をつくろう

糸ノコで木を好きな形に切って、本や教科書が置けるブックスタンド(本立て)をつくろう。
対象学年
こうさく
ピンホールカメラをつくろう
所要(しょよう)時間:約1.5時間

用意するもの

用意するもの
木材 ①背もたれ 200×250×12mm  ②土台 200×350×12mm ③足 180×20×12mm ※ホームセンターでカットしてもらおう。

④じょうぎ ⑤えんぴつ ⑥両面テープ ⑦電動ドリルドライバー(木工用の2mmのあなを開けられる下穴用ビットとプラスビットを使う) ⑧マスキングテープ ⑨ネジ 3本(スリムビス35mm) ⑩クランプ ⑪糸ノコ ⑫サンドペーパー 180番 ⑬木工用ボンド ⑭絵の具(アクリル絵の具がおすすめ。水さい絵の具を使う場合は色移りに注意) ⑮パレット ⑯筆 ⑰水入れ
電動ドリルドライバーや糸ノコを使うときは、大人に木材をしっかりおさえてもらいましょう。

つくりかた

ガイド線を引く

ガイド線を引く
土台の板のどちらを表面にするか決めて、表面のはしから2cmのところに、じょうぎとえんぴつで線を引く。裏面には、はしから2.6cmのところに線を引いておこう。これは背もたれの位置と、下穴を開けるための線になるよ。

形を決める

形を決める
背もたれと土台に好きな形をかこう。ここではまだ木を切らないでね
背もたれと土台に好きな形をかこう。ここではまだ木を切らないでね。
※背もたれの下の部分は土台にくっつけるので、まっすぐなところを多く残しておこう。

下穴を開ける

下穴を開ける
土台の表面の線に合わせて両面テープをはり、背もたれを立てよう。
土台の表面の線に合わせて両面テープをはり、背もたれを立てよう。
ボンドがはみ出ると後でペンキがぬれなくなってしまうので、多く出しすぎないよう注意しよう。ボンドがはみ出たら、水でぬらしたはぎれでふき取ろう。
横にねかして、裏から電動ドリルドライバー(下穴用ビット)で深さ35mmの穴を3カ所開けよう。
※電動ドリルドライバーを使うときには、大人にしっかりおさえてもらい、気をつけて使おう。
このときに、マスキングテープなどでビットに印をつけておくと便利だよ。
このときに、マスキングテープなどでビットに印をつけておくと便利だよ。
POINT
下穴の大きさ 下穴はネジよりほんの少し小さく開ける。今回のネジは長さ35㎜、太さ3.3㎜なので、深さ35㎜、太さ2.5㎜の穴を開けたよ。ネジの太さの7~8割の太さの下穴を開けるといいよ。木の種類や板の厚み、ネジの太さによって変わるので、下穴用のビットを買うときはお店の人に聞いてみよう。

仮組みする

仮組みする
開けた穴に電動ドリルドライバー(プラスビット)でネジをとめて仮組みする。
※電動ドリルドライバーを使うときには、大人にしっかりおさえてもらい、気をつけて使おう。
POINT
どうして仮組みをするの? 背もたれを好きな形に加工した後にネジでとめるのは、板が不安定になってとても危ない。加工する前に一度ネジでとめておくと、加工後でも簡単にネジがとめられるようになるよ。
確認が終わったら、後でもう一度同じように取りつけるので、どの方向でつけていたかわかるように、背もたれと土台の外側に印をつけておこう。その後、仮組みでとめたネジを外し、土台の両面テープをはがしておこう。

木をカットする

木をカットする
土台と背もたれにかいた線に沿って、糸ノコでカットしよう。ノコギリは引くときに力を入れるとよく切れるよ。材料はクランプでしっかりおさえよう。
土台と背もたれにかいた線に沿って、糸ノコでカットしよう。ノコギリは引くときに力を入れるとよく切れるよ。材料はクランプでしっかりおさえよう。
POINT
クランプって何?
クランプって何? クランプは、材料を作業台に固定して、安全に作業ができるようにするもの。木を切るときにあると便利だよ。

サンドペーパーをあてる

サンドペーパーをあてる
糸ノコでカットしたところは、さわったときに痛くならないように、サンドペーパーをあてて角や側面をなめらかにしよう。木片に巻きつけて使うとやりやすいよ。

組み立てる

組み立てる
背もたれの下にボンドをぬり、土台にくっつけてから、電動ドリルドライバーを使ってネジで固定しよう。
背もたれの下にボンドをぬり、土台にくっつけてから、電動ドリルドライバーを使ってネジで固定しよう。
※電動ドリルドライバーを使うときには、大人にしっかりおさえてもらい、気をつけて使おう。
ネジの頭が出ていると、置いたときにぐらぐらしてしまったり、机を傷つけてしまったりするので、ネジの頭は必ず食いこむようにしっかりとめよう。
ネジの頭が出ていると、置いたときにぐらぐらしてしまったり、机を傷つけてしまったりするので、ネジの頭は必ず食いこむようにしっかりとめよう。

足をつける

足をつける
ブックスタンドを背もたれ側にかたむけて、本が寄りかかるようにするため、土台の裏面のはしに、足用の木材をボンドではりつける。
※足はネジを使わないで、ボンドだけでとめよう。

色をぬる

色をぬる
背もたれと土台に、好きな色をぬったり、絵をかいたりしよう。

完成

完成
完成
本や教科書などを置いて使ってみよう。
先生から一言
糸ノコは曲線も切れる便利な道具なので、使い方を覚えると、いろいろな形のものをつくれるようになります。でも危ないので、しっかり材料をおさえて使いましょう。
木のアイテムは長く使えるものですし、自分でつくったブックスタンドは愛着もひとしおです。おもしろい形に切ったりして、自分だけのブックスタンドをつくってみてください。
やってみよう
  • 背もたれや土台をいろいろな形でつくってみよう。
  • 足をつけずに、両側に背もたれをつけてつくってもおもしろいよ。
監修かんしゅう
監修(かんしゅう)

WOODWORK CENTER 相談家具屋

神奈川県逗子市にて、オリジナルの家具づくりを行う「相談家具屋」のメンバーが運営する木工DIYライフの発信拠点です。木工教室、ワークショップも開催しています。 URL:soudankaguya.com
神奈川県逗子市池子1-8-3
046-884-9581