自由研究

水のボールをつくろう

持ち運びができて、まるごと食べられる、不思議な水のボールをつくってみよう。
対象学年

アルギン酸がカルシウムイオンと結合して皮膜ひまくができる

皮膜ができるしくみ
アルギン酸にはカルシウムイオンと結合しやすい性質があるため、アルギン酸ナトリウム水よう液を乳酸カルシウム水よう液の中に入れると、ゼリー状に固まります。そのため乳酸カルシウム水よう液に、アルギン酸ナトリウム水よう液をおたまに入れるなどしてまとめた状態でそっと入れると、アルギン酸ナトリウム水よう液と乳酸カルシウム水よう液が接するところ(境界)、つまり水ボールの表層で反応します。その結果、イラストのようにアルギン酸をカルシウムイオンがつなげていくことで皮膜ひまくができ(結合してアルギン酸カルシウムができる)、皮膜ひまくに包まれた水のボールができます。
まとめかた
まとめかた
水ボールはどれくらい保持できるのか、1日置いて変化を調べ、結果を見やすくまとめて、みんなに伝えよう。
監修かんしゅう

L-Kids Lab

就学前から中学生を対象とした子どものための科学体感教室です。
お子様の知的好奇心を刺激する、ワクドキいっぱいのしかけをちりばめた科学遊びをご用意しています。遊びの中で気づいたり、考えたり、工夫したり、表現したり、そして科学が日常の身近につながる機会になるよう、お子様ごとにプラスαの声かけをしながら一緒に科学遊びを楽しんでいます。
教室は、東京都文京区にあります。泊まりでの自然教室は長野県を中心に行っています。 web site:http://www1.tcn-catv.ne.jp/l-kidslab/