自由研究

苔こけテラリウムをつくろう

森の生態系せいたいけいをささえる大事だいじな存在そんざいである「苔こけ」。最近さいきんは苔こけの観察かんさつを楽しんだり、
お部屋へやにかざったりする人もふえているよ。とくに自然しぜんの風景ふうけいをお部屋へやで楽しめる「苔こけテラリウム」は大人気。
鎌倉かまくら「苔こけむすび」店主てんしゅの園田純寛そのだすみひろさんにつくり方を教えてもらおう。
対象学年
こうさく
<ruby>苔<rt>こけ</ruby>テラリウムをつくろう

用意するもの

用意するもの
①土(バーミキュライト) ②化粧砂けしょうずな ③苔こけ(今回は「ヒノキゴケ」「オオシラガゴケ」「タマゴケ」の3種類しゅるい) ④石 ⑤きりふき ⑥水さし ⑦ふたつきのガラス容器ようき(できればフタは透明とうめいな方がよい) ⑧スプーン(土を入れるときに使つかうので食事しょくじ用とは分ける。広め・せまめの2つあると便利べんり) ⑨はさみ ⑩ピンセット ⑪トレー(新聞紙などでも可か)
※土・化粧砂けしょうずな・苔こけは園芸えんげい店や通販つうはんサイトなどで購入こうにゅうできます。土はピートモスや焼成しょうせい赤玉土をまぜて使つかうのもおすすめです。
公園や他人たにんの敷地しきちから勝手かってに苔こけや石を採とってはいけません。
はさみを使つかうときは、けがをしないよう気をつけましょう。
小さい子は大人といっしょに行いましょう。

つくり方

じゅんびをしよう
苔こけを水であらい、ドロや土、かれ葉はなどを取とりのぞく。
あらったあとはキッチンペーパーなどでかるく水気をふき取とろう。
つくってみよう!

ガラス容器ようきにスプーンで土を入れる。土の量りょうは深ふかさ1cm以上いじょうあればいいよ。見た目も考えて、好すきな量りょうを入れよう。机つくえがよごれないよう、トレーや紙などの上で行うといいよ。

石を入れる。用意よういした石の中から、大きめのものを入れよう。土に少しうめこむような感かんじで入れるといいよ。

土をととのえよう。石の後ろに土を入れて坂さかになるようにすると、かっこよく見えるよ。
POINT
このときに石の位置いちを決きめておこう。土をととのえたあとは石を動うごかせなくなるよ。

水さしで土に水をかける。まんべんなくかけて、全体(ぜんたい)をかるくしめらせよう。水をかけたら1~2分おき、土に水をしみこませる。
POINT
土の表面ひょうめんが水びたしになったり、容器ようきをかたむけて水がたれてきたりしたら、水の入れすぎだよ。その場合はティッシュペーパーのはしなどで水をすい取とろう。

苔こけをうえていこう。はじめに「ヒノキゴケ」をうえるよ。

苔こけのかたまりから5~6本をさいてたばね、向むきや長さをそろえる。土にさす部分ぶぶんを1cmくらい残して、根元ねもとをカットしよう。
たばねた苔こけを、きき手と反対側はんたいがわの手の親指おやゆびと人さし指ゆびで持もち、ピンセットでつまむ。ピンセットの先と、苔こけの根元ねもとを合わせ、タテにつまもう。
POINT
これは悪わるい例れい。
ピンセットでつまんだ苔こけを、土にうえる。根元ねもとを1cm以上いじょうさしたら、そっとピンセットを引きぬこう。うまく引きぬけないときは、苔こけの頭を指ゆびでかるくおさえるといいよ。
POINT
もしうえるのを失敗しっぱいしたら、一度いちど苔こけをぬき、土を指ゆびでかるくかためてからうえ直そう。

同じように「オオシラガゴケ」をうえる。

同じように「タマゴケ」をうえる。
POINT
苔こけは左右対称たいしょうにうえないほうが、かっこよく見えるよ。

小石や化粧砂けしょうずなを入れる。化粧砂けしょうずなは幅はばのせまいスプーンを使って、少しずつ入れよう。容器ようきを少しかたむけると入れやすいよ。

きりふきで水をかける。もっと苔こけや小石を足してもいいよ。苔こけを1本だけうえるときは細めのピンセットが使つかいやすいよ。

できあがり!
ミニチュアのフィギュアをさして、ストーリーのある苔こけテラリウムをつくるのもおすすめだよ。
苔こけテラリウムは、直射ちょくしゃ日光の当たらない屋内おくないの明るめの場所ばしょにおき、1ヶ月に1~2回、きりふきで水やりをしよう。夏の暑あつい部屋へやに置おいておくと、かれてしまうことがあるので、できるだけすずしい場所ばしょにおこう。
先生から一言
苔こけは、森や山だけではなく、ぼくたちがふだん生活している町にもたくさん生えているよ。苔こけに興味をもったら、身みの回りに生えている苔こけをさがしてみてね。「こんなところにも生えている!」という発見はっけんがあって楽しいよ。
やってみよう
  • 石の色や形によって印象いんしょうは大きく変かわるよ。いろいろな石を使つかって苔こけテラリウムをつくってみよう。
監修かんしゅう
監修

園田そのだ 純寛すみひろ

鎌倉にある苔教室・専門店「苔むすび」代表・店主。主催する教室「苔むすびの会」では、苔テラリウムの他、様々な苔の育成、作品制作の指導にあたっており、日本中から多くの生徒が通っている。また、店舗併設の庭に人工ミズゴケ湿原を設置、貴重な湿原環境の啓蒙に活用している。著書に『はじめての苔テラリウム』(成美堂出版)。 URL:https://www.kokemusubi.com/