自由研究
用意するもの
①カッター または はさみ ②千枚通し(折りスジをつけるときに使います。コンパスなどでも可) ③じょうぎ ④シャーペン ⑤速乾性の木工用ボンド ⑥つまようじ ⑦輪ゴム No.16(直径約4cm) ⑧カッターマット ⑨ケント紙(厚さ0.25cmくらい)
カッターやはさみ、千枚通しを使うときは、けがをしないように気をつけましょう。
小さい子は大人といっしょに行いましょう。
つくり方
型紙を印刷する
型紙をケント紙に印刷しよう。
●色なしバージョン(好きな色をぬりたい人向け)
※色をぬるときは色えんぴつを使うこと。水性の絵の具やペンを使うと紙がヨレてしまうので気をつけよう。
折りスジをつける
じょうぎと千枚通し(コンパスなどでも可)を使って折り目をなぞり、折りスジをつけよう。しっかりと折りスジをつけておくことで、作品がきれいに仕上がるよ。
切りぬく
カッターやはさみを使って、型紙を切りぬこう。直線はカッターとじょうぎを使うと、きれいに切ることができるよ。
番号がふられた部分は、裏側にその番号をシャーペンで書いておこう。
折りスジにそって折る
一度しっかり折ってから、もどそう。しっかり折っておかないと、後でうまく動かないよ。
紙が弱くなるから反対側には折らないでね。
はり合わせる
まず、ゾウのうでをつくるよ。⑥⑦の
番号がふられたパーツだよ。
ここにボンドをぬろう。ボンドはいらない紙に出しておき、つまようじですくって
使おう。はり合わせたら、しっかりおさえよう。もう一つのうでも同じようにつくろう。
つまようじを寝かして、パンにバターをぬるように、うすくぬるのがコツだよ。
シンバルをつくろう。のりしろのあるものと、ないものをボンドではり合わせるよ。
つぎにゾウの顔をつくるよ。
ここにボンドをぬり、はり合わせてしっかりおさえよう。
頭の部分にボンドをぬり、はり合わせてしっかりおさえよう。
つぎにゾウの鼻をつくるよ。ボンドをぬって、はり合わせてしっかりおさえよう。
つぎに、補強パーツを胴体の裏にはるよ。
ボンドは全面にぬらなくてもいいよ。6か所くらいにつけて、胴体の裏にはろう。折り線にかからないよう気をつけてはってね。
のりしろ①にボンドをぬり、①と①をはり合わせよう。
のりしろ②にボンドをぬり、②と②をはり合わせよう。
胴体にゾウの頭をはろう。のりしろ⑤にボンドをぬり、矢印の位置を合わせてはろう。
胴体にうでをはろう。のしりろ⑥にボンドをぬり、矢印の位置を合わせてはろう。
最後に、胴体の裏に輪ゴムをかけるよ。
先生から一言
最初にしっかり折りスジをつけることが大事なポイントだよ。細かい作業が多くて大変かもしれないけれど、苦労に見合った楽しい作品ができるから、がんばってつくってね。
やってみよう
- 「色なしバージョン」の型紙を使えば、ぬり絵も楽しめるよ。好きな色にぬったシンバルゾウをつくってみよう。
監修
中村 開己
ペーパークラフト作家。2000年頃から本格的に取り組み、2008年にペーパークラフト作家として独立。からくりのような仕掛けのあるペーパークラフト「カミカラ」(紙のからくり)を考案。作品の一つ「ペンギン爆弾」がSNSで話題となり、多くのメディアに取り上げられる。著書に『紙のからくり カミカラで遊ぼ!』『紙のからくり カミカラホラーで遊ぼ!』『大人のペーパークラフト 幾何学カミカラ』(いずれも日本文芸社)などがある。
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