自由研究

炭酸たんさん水は水に二酸化炭素にさんかたんそをとかしたものです。二酸化炭素にさんかたんそは、温度おんどが低ひくく圧力あつりょくが高たかいほど水によくとけます。フルーツを炭酸たんさん水につけたとき、フルーツの外側そとがわには二酸化炭素にさんかたんそがたくさんあって、フルーツの中にはすくない状態じょうたいです。一般的いっぱんてきに、物質ぶっしつは濃度のうどが高たかいほうから低ひくいほうへ移動いどうするので、二酸化炭素にさんかたんそはフルーツの中に入っていきます。そしてフルーツの中の水分すいぶんと二酸化炭素にさんかたんそが反応はんのうして炭酸たんさんが生まれます。さらに、フルーツにふくまれる炭酸脱水酵素たんさんだっすいこうそという酵素こうそによって反応はんのうがすすみます。また、ドライアイスは二酸化炭素にさんかたんそのかたまりなので、おなじ現象げんしょうがおこります。
炭酸たんさん水がしゅわしゅわと感かんじられるのは、水にとけた二酸化炭素にさんかたんそがあわとなってはじけるためです。一方いっぽう、炭酸たんさん水を口に入れたときのぱちぱちした刺激しげきの正体しょうたいは、水にとけた二酸化炭素にさんかたんそが口の中の酵素こうそと反応はんのうしてできる炭酸たんさんそのものです。炭酸たんさんは口の中の感覚神経かんかくしんけいを通つうじて脳のうに伝つたわることで、刺激しげきとして認識にんしきされます。炭酸たんさん水を飲のんだときの爽快感そうかいかんはこの刺激しげきのためです。