自由研究

カタツムリのうんち

うんちを見るとからだのようすがわかるってほんとう? 何がわかるのかな?
カタツムリは食べたものによって、うんちの色がちがうんだって!
よそうをして、しらべてみよう!
対象学年
かんさつ
カタツムリのうんち

用意するもの

用意するもの
①カタツムリ3ひき ②いろいろな色の野さい ③しいくケース(とうめいなフタつき容器ようき)3つ ④きりふき
しいくケースは風のよく通る日かげにおきましょう。
ときどき、きりふきで水をかけましょう。
カタツムリをさわったあとは、かならずせっけんで手をあらいましょう。
カタツムリのケースをあらった水は、台所でながさないようにしましょう。

じっけんのやりかた

カタツムリを3びきよういし、しいくケースに入れ、それぞれにばんごうをつけよう(1つのケースには1ぴきのカタツムリを入れよう)。
カタツムリを3びきよういし、しいくケースに入れ、それぞれにばんごうをつけよう(1つのケースには1ぴきのカタツムリを入れよう)。

何色の野さいを食べたら、何色のうんちをするかな? よそうをして、あたえる野さいをきめよう。たとえば、にんじん→オレンジ色うんち、ダイコン→白色うんち、赤ミニトマト→赤色うんち、ホウレンソウ→みどり色うんち、黄パプリカ→黄色うんち、ナス→むらさき色うんちと、よそうしたら、いちどに1つずつの野さいをあたえて、うんちの色をかんさつしよう。次の野さいをあたえる前に、しいくケースを水であらおう。
何色の野さいを食べたら、何色のうんちをするかな? よそうをして、あたえる野さいをきめよう。
たとえば、
にんじん→オレンジ色うんち、ダイコン→白色うんち、赤ミニトマト→赤色うんち、ホウレンソウ→みどり色うんち、黄パプリカ→黄色うんち、ナス→むらさき色うんち
と、よそうしたら、いちどに1つずつの野さいをあたえて、うんちの色をかんさつしよう。次の野さいをあたえる前に、しいくケースを水であらおう。

1日目…何もあたえない。
1日目…何もあたえない。

2日目の朝…しいくケースをあらってから、ダイコンをあたえよう。
2日目の朝…しいくケースをあらってから、ダイコンをあたえよう。

3日目の朝…ダイコンをとりだして、次の日の朝まで何もあたえない。その日にしたうんちの色をかんさつして、きろくする。きろくする時はサイズがわかるもの(じょうぎや1円玉など)をいっしょに写すといいよ
3日目の朝…ダイコンをとりだして、次の日の朝まで何もあたえない。その日にしたうんちの色をかんさつして、きろくする。きろくする時はサイズがわかるもの(じょうぎや1円玉など)をいっしょに写すといいよ

しらべたい野さいの数だけつづけよう。ほうほうは3〜5をくりかえす。カタツムリは、「かんそう」「あつすぎる」「さむすぎる」がにがて。ときどき、きりふきしながら、15〜30どでかんさつしよう。
しらべたい野さいの数だけつづけよう。ほうほうは3〜5をくりかえす。カタツムリは、「かんそう」「あつすぎる」「さむすぎる」がにがて。ときどき、きりふきしながら、15〜30どでかんさつしよう。
やってみよう
  • カタツムリは、食もつせんいを消化しょうかできるので、しんぶんしやティッシュペーパーも食べるよ。ティッシュペーパーに食べになどで色をつけてあたえてみよう。うんちの色はどうなるかな?
はってん

自分のうんちをかんさつしよう!

トイレでうんちをしたら、どんなうんちが出ているか見てみよう。
1~2しゅうかんほど、食べたものと、うんちのようすをきろくしてみると、自分の体のことがわかるようになるよ。

きろくすること:ひづけ(ようび)、てんき、うんちが出た時間、うんちのようす(色・かたさ・じょうたいなど気づいたこと)、何時に何をどのくらい食べたか、自分のけんこうじょうたいや気分も書いておこう。気づいたこと、ぎもんなどを書いてまとめよう。
おうちの方へ

健康なヒトのうんちが茶色っぽいわけ

胆のうは、食物の脂肪を分解して、腸で吸収できるようにするほか、血液の中の古くなった血球などを肝臓で分解して、胆汁として排泄するはたらきがあります。胆汁のビリルビンが腸内細菌によって、代謝されてウロビリノーゲンとなり、最終的に小腸で吸収されず酸化されたウロビリノーゲンがステルコビリンとなって、うんちの色を決定します。摂取した食物によって、色調は変わりますが、一般に動物性タンパクを多く食する褐色がかり、反対に穀物、豆類、野菜類を多く摂取すると黄色がかります。この物質はうんちの酸・アルカリ度に対応して、酸性なら黄色味を帯びたオレンジ色、アルカリ性なら黒ずんだ茶褐色になります。
健康なヒトのうんちが茶色っぽいわけ
古くなった赤血球(ヘモグロビン)が茶色い色素に変化
<うんちの色:参考>
黄色味を帯びたオレンジ色(酸性)…野菜、果物の取り過ぎ
黒ずんだ茶褐色(アルカリ性)…動物性の取り過ぎ
その他…身体に異変の可能性

理想的な色は黄褐色~茶色とされています。匂いの原因物質は、インドール、スカトール、硫化水素などの混合したものです。
監修かんしゅう

L-Kids Lab

就学前から中学生を対象とした子どものための科学体感教室です。
お子様の知的好奇心を刺激する、ワクドキいっぱいのしかけをちりばめた科学遊びをご用意しています。遊びの中で気づいたり、考えたり、工夫したり、表現したり、そして科学が日常の身近につながる機会になるよう、お子様ごとにプラスαの声かけをしながら一緒に科学遊びを楽しんでいます。
教室は、東京都文京区にあります。泊まりでの自然教室は長野県を中心に行っています。 web site:http://www1.tcn-catv.ne.jp/l-kidslab/