自由研究

電気でモノを動かしてみよう

もし1日電気が使えなかったら?」のテーマで見たように、
災害さいがい停電ていでんになったらたくさんのものが使えなくなって不便になることがわかったね。
電気はモノを照らすだけでなく、いろいろなモノを動かす力にもなる。
電気自動車も電気を動力に変えて走っているよ。
どうしたら電気を動力に変えられるのかな? 実験してたしかめてみよう。
対象学年
じっけん
電気でモノを動かしてみよう

用意するもの

用意するもの
①大きめの紙コップ 
②アルミ線(表面がコーティングされたもの/太さ1mm) 
③フェライト磁石じしゃく 
乾電池かんでんちボックス(単2用) 
⑤単2乾電池かんでんち 
⑥クリップつきリード線 2本 
⑦ゼムクリップ 2つ 
⑧先の細いペンチ 
⑨紙やすり(粗目あらめ) 
⑩カッター 
⑪はさみ 
⑫じょうぎ 
⑬ブランコにのせるかざり(Honda eの型紙かたがみここからダウンロード) 
⑭のり
実験をするときはおうちの人に知らせてからはじめましょう。おわったら後かたづけしましょう。
手順をよく読み、安全に注意して行いましょう。
カッターやはさみを使うときは、ケガをしないように気をつけましょう。
アルミ線のコーティングをはがしたところは、電流を流しているときは熱くなるのでさわらないようにしましょう。
乾電池かんでんちは実験が終わったら外しましょう。

実験のやり方

紙コップの底面をカッターで切り取る。

紙コップの側面を4か所、はさみで切り取る。正面と背面はいめんは広めに切る(はば4〜5cmくらい)。
左右は細めに切る(はば2cmくらい)。

細めに切ったところにクリップをさす。

アルミ線のはしを15cmほど残して、単2電池に5回半きつけてコイルをつくる。

コイルを電池から引きぬき、アルミ線を15cmほど残してはさみで切る。きはじめとき終わりのところでコイルにアルミ線を2回ほどきつけて固定し、あまった線をわっかの真上にのばす。これがブランコになるよ。

写真のようにクリップに引っかけて下に磁石じしゃくを置いたとき、コイルと磁石じしゃくの間に少しすきまができるくらいの位置になるように高さをはかり、アルミ線をペンチで左右に曲げる。

左右に曲げたアルミ線のコーティングを、下側(クリップにふれる部分)だけ紙やすりでけずってはがす。

クリップにブランコをかける。左右にはみ出たアルミ線はペンチで下に曲げておく。

電池ボックスの端子たんしと紙コップにさしたクリップをリード線でつなぐ。

電池を入れて、ブランコの下に磁石じしゃくを置く。ブランコはゆれるかな?
MOVIE
クリップで高さを調整したり磁石じしゃくを動かしたりして、よくゆれるポイントを見つけよう。

紙コップの切れはしを使ってブランコ台をつくり、その上に、組み立てたHonda eをのりではりつけて乗せてみよう。
POINT
Honda eの型紙かたがみは、ここからダウンロードできるよ。A4用紙でプリントアウトして、はさみで切って組み立てよう。
実験が終わったら電池をはずそう。
やってみよう
  • ブランコのかわりに豆電球をつなげて光るか、電子オルゴールをつなげて鳴るか実験して、電源でんげんを変えずに電気が「動力」だけでなく「光」や「音」にも変わることをたしかめてみよう。
  • 紙コップの太いところに、建物を描いてみよう。するとまるでHonda eが街の中を走っているように見えるよ。
監修かんしゅう

L-Kids Lab

就学前から中学生を対象とした子どものための科学体感教室です。
お子様の知的好奇心を刺激する、ワクドキいっぱいのしかけをちりばめた科学遊びをご用意しています。遊びの中で気づいたり、考えたり、工夫したり、表現したり、そして科学が日常の身近につながる機会になるよう、お子様ごとにプラスαの声かけをしながら一緒に科学遊びを楽しんでいます。
教室は、東京都文京区にあります。泊まりでの自然教室は長野県を中心に行っています。 web site:http://www1.tcn-catv.ne.jp/l-kidslab/