
流星写真撮影:中西昭雄
※天文シミュレーションソフト ステラナビゲータ10で作成
すい星の本体がどこにあろうと、地球がすい星の軌道にぶつかったときに流星群が見られる。
砂粒(=流れ星のもと)は中央にいくほど密集している。地球はここを何日かかけて通っていくから、ピークの日を境に見られる流れ星の数が変わる。
流星写真撮影:中西昭雄
2018年の「ふたご座流星群」のピーク
暗やみに目が慣れるまで15分ほどかかると言われているから(最低でも5分)、星空観察を始める15分前には照明を消したり、スマホなどの画面を見ないようにしよう。街灯などからは目をそらすようにして見よう。
ふたご座のほうを見る必要はないよ。むしろ天文ファンの間では、ふたご座と反対側の空の中ほどを見たほうが多くの流れ星を見られるという意見も多い。まぁ細かいことは気にしないで、空全体を広く見わたせばOK。
1〜2分じゃ目も慣れないし、次から次へと流れるわけじゃないから、できれば1時間くらいは見てほしい。天文ファンは一晩中見ちゃうよ。もちろん寒さがきびしい場合は無理しないで。
川口 雅也
天文雑誌『星ナビ』編集長