画像提供:一戸町教育委員会


縄目の模様がついた「縄文土器」が作られていた時代を「縄文時代」という。つくられた土器の表現形式によって6つの時代に分かれている。(年代は諸説あり)
画像提供:新潟県立歴史博物館
画像提供:富山市教育委員会
釈迦堂遺跡博物館蔵 撮影:塚原明生
縄文時代を体験できる
場所へ行ってみよう!
縄文時代に
タイムスリップしちゃうような
遺跡や博物館へ行ってみよう。
※各施設の情報は、2020年10月のものです。
最新の情報とは異なる場合がございますので
ご了承ください。
お出かけの際は事前に公式サイトなどで
最新情報をご確認ください。
大船遺跡(北海道函館市)
画像提供:函館市教育委員会
大船遺跡(北海道函館市)
縄文時代前期後半から中期後半(約5,400〜4,100年前)の大規模な集落跡。大船川沿いの台地にあり、遺跡からはウニ・カキ・クジラ・オットセイなどの海産物も出土。深さ2mを超える大型の住居跡が復元されている。
三内丸山遺跡(青森県青森市)
画像提供:青森県
三内丸山遺跡(青森県青森市)
縄文時代前期から中期(約5,900〜4,200年前)の大規模な集落跡。大型竪穴住居のほかに、大型の掘立柱建物も復元されている。自然素材を使ったアクセサリー作りやミニ土偶作りなどの縄文体験イベントも開催されている。
御所野縄文公園(岩手県一戸町)
画像提供:一戸町教育委員会
御所野縄文公園(岩手県一戸町)
公園内には土葺きの竪穴住居を復元しているほか、併設の博物館では土器や勾玉など縄文グッズ作りの体験メニューも豊富。三内丸山遺跡と同じく「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つとして、世界遺産の登録を目指している。
東京都立埋蔵文化財調査センター 遺跡庭園「縄文の村」(東京都多摩市)
画像提供:東京都埋蔵文化財センター
東京都立埋蔵文化財調査センター 遺跡庭園「縄文の村」(東京都多摩市)
多摩ニュータウンで見つかった縄文時代の集落跡の景観を復元。当時の樹木や山菜を植えた縄文時代の森が再現され、3棟の竪穴住居も復元されている。縄文土器やアクセサリー作りなどのワークショップが開かれることも。
尖石遺跡・与助尾根遺跡(長野県茅野市)
画像提供:茅野市尖石縄文考古館
尖石遺跡・与助尾根遺跡(長野県茅野市)
縄文時代の黒曜石産地だった八ヶ岳。その西麓にある縄文時代中期の集落跡。与助尾根遺跡には6棟の復元住居がある。隣接する茅野市尖石考古館では、土器や土偶、やじり、アクセサリーなどの工芸品も展示されている。
蜆塚遺跡(静岡県浜松市)
画像提供:浜松市博物館
蜆塚遺跡(静岡県浜松市)
縄文時代後期から晩期(約3,000〜4,000年前)の集落遺跡。5棟の平地式住居が復元されている。シジミが多く堆積した貝塚も複数見つかっており、動物の骨なども混ざった貝塚の断面を観察することができる。
新潟県立歴史博物館(新潟県長岡市)
画像提供:新潟県立歴史博物館
新潟県立歴史博物館(新潟県長岡市)
縄文展示が充実した博物館。縄文人の春夏秋冬の暮らしを実物大で復元しており、タイムスリップ気分が楽しめる。壁一面に展示された80点近い火焔型土器や、遺跡からそのまま持ってきた高さ4mの貝塚の展示は必見。
富山市北代縄文広場(富山県富山市)
画像提供:富山市教育委員会
富山市北代縄文広場(富山県富山市)
縄文時代中期(約4,000年前)に最も栄えた集落跡。5棟の土葺きの竪穴住居と1棟の高床建物を復原。自然ゆたかな呉羽丘陵のすそ野にあり、立山連峰のながめも楽しめる。
上野原縄文の森(鹿児島県霧島市)
画像提供:上野原縄文の森
上野原縄文の森(鹿児島県霧島市)
広大な敷地の中に、竪穴住居などが並ぶ縄文時代早期(約9,500年前)の集落を復元。展望の丘からは桜島や錦江湾、霧島の山々を望める。火起こしや土器作り、アクセサリー作りなどの縄文体験が可能。様々なイベントも開催されている。


武藤 康弘
奈良女子大学文学部教授