MENU

HONDA

検索
Honda
environment
かんいち
社有車のクリーン化に向け、シビック ハイブリッドを導入
トイレ、お風呂、洗面台、キッチン……。私たちの水まわりの生活に、快適な商品を提供し続ける東陶機器株式会社(TOTO)。
温水洗浄便座「ウォシュレット」で、日本人のトイレ文化を変えたといわれる同社は、製品のエコ化を着実に進めている。
すでに開発段階から、商品のエコ評価を徹底し、実現したエコ商品を通じて、人々の暮らす街を「クリーンタウン」にしていこうと挑戦している。
同社の取り組みはお客様にエコ、快適、コスト低減の三つを同時に実現することに成功している。
「アクアオートエコ ハイパー泡沫」は平成14年度省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞した 最新技術を駆使した衛生陶器
「ネオレストEXシリーズ」
環境管理部
部長
内田照雄さん
環境管理部
グループリーダー
山口廣明さん
販売統括本部 販売統括部
営業管理グループ
担当課長
堀 輝生さん
経営企画部 広報室
グループリーダー
田中江美さん
環境を品質の一環として
企画段階から取り組む

 手のひら全体を使って丁寧になでていく。粘土質のオブジェが、だんだんと丸みある便器に仕上がっていく。ラインに立つ人たちは陶作に打ち込む陶工のようだ。TOTO小倉第一工場――ここで衛生陶器とよばれる便器や手洗い器がつくられている。便器は陶製で、基本形は型で成形するが、微調整は人手に頼る。1917年の創業以来、TOTOはこのデリケートで手のかかる製品づくりのノウハウを培い、技術を進化させてきた。その代表が1980年に発売された温水洗浄便座「ウォシュレット」。「汚く、臭く、寒い」場所としてあった日本人のトイレ観を「清潔で、暖かく、快適な」場所に変え、日本人の生活文化に新しい価値を生み出してきた。
 TOTOは2000年から、商品を通じて環境面での新しい提案を積極的に進めている。「クリーンタウン計画」だ。TOTO商品はその特性上、製造時よりもお客様が使用されるときの環境負荷が高い。そこで、TOTOならではの技術でエコロジカルな商品を開発し、それらをお客様にお使いいただくことで、家庭、街、そして地球へと環境負荷を低減させていくとともに、21世紀にふさわしいライフスタイルを提案していこうという取り組みだ。
「トップの明確な意思があり、2000年4月よりクリーンタウン計画を事業ミッションとして進めてきました」と、広報の田中江美グループリーダーは語る。環境管理部の内田照雄部長は、現在の製品開発スタイルを、次のように説明する。
「製品化に関しては、製造時・使用時のCO2排出削減、使用時のエネルギー消費低減・水消費量削減など、10項目にわたる環境評価項目を設定しています。企画段階で環境に関するこれらの目標数値をクリアしない限り、製品化を進められない仕組みになっています」
 TOTO製品は環境を品質の一環としているのである。
アメリカで評価が高まる
節水技術を駆使したトイレ

 たとえばトイレで流す水の量。これはもっとも大きな環境ターゲットの一つだ。TOTOでは、便器内をぐるっと旋回するように水が流れ、少ない水量で洗浄する節水技術を開発し、製品化している。
「昔は1回に15Lの水が必要でした。それを13Lへ、さらに8Lに減らしていき、今では6Lの水量で流せる便器もあります」と環境管理部の山口廣明グループリーダー。
ただし、排水管の中で汚物が流れなくなることを配慮し、日本の法律では8L以上が基準となっている。
 一方、アメリカの一部の州では法律で6L以下の便器の使用が定められているそうで、「私どもの6L便器はアメリカで評価が高く、シェアは順調に伸びています」と田中さん。エコ製品への関心は高く、水不足に見舞われた西海岸から販売を始めた6L便器は、現在全米で売上を伸ばしているという。
 画期的な新技術の一つが「セフィオンテクト」だ。特殊な加工を経て焼成することで、便器の内側表面をガラスのように滑らかにした。これにより便器、洗面台、鋳物ホーロー浴槽など、汚れがつきにくく、ついても落としやすい製品になった。平成13年度の「第4回エコライフびわ湖賞優秀賞」を受賞している。
「塗るのではなく焼き込むので、効果は半永久的に持続します。汚れがつきにくいと
いうことは洗う手間が省け、使用水量も減るので、水道代が抑えられます」と山口さんは説明する。これらの技術により、便器は従来に比べて約49%の節水が可能で、水道代に換算すると4人家族の場合、年間約1万円が節約できるという。
「アクアオートエコ」はパイプ内部に発電装置を組み込んでいる。使用時の水流で自家発電し、自動水栓の電気エネルギーを補給している
環境への負荷は小さくし
快適さは向上させる

 このようにTOTOならではのエコ技術によって開発された商品は、環境への負荷が低く、同時にお客様にとっての使いやすさと費用低下を実現させる。自動水栓の「アクアオートエコ」も、センサーが人の手を感知して吐水・止水することで節水する一方、蛇口に触れる手間なく手を洗える。ウォシュレットの「ワンダーウェーブ洗浄」は、洗浄水の噴き出し方を変えることで水量を従来の半分に抑える一方、心地よい洗浄感を感じられる。クリーンタウンの追求は、快適タウンの追求でもある。
「実際、お客様は商品の使い心地に敏感で、その上で節水や省エネといった価値にも関心が高まっています。『水道代、電気代はどのくらいかかるのですか』といった生の声を、ショールームなどでも、これまで多くうかがってきました」と、長く販売に携わってきた堀輝生課長。
「環境に配慮した商品をご提案するときは、トータルランニングコストも抑えられる点を申し上げています。たとえば1000人規模で使用頻度の高い商業ビル1棟での当社試算では、すべて環境配慮型の便器をお使いいただければ、水道代など年間のトータルランニングコストを従来品に比べて最大で1500万円も節約できるのです」(堀課長)
 お客様にとっての使いやすさと徹底した環境配慮を行って商品を開発する。その結果、より優れた商品が生まれ、より広くお客様に受け入れられる――TOTOでの環境取り組みは、企業成長の原動力の一つと言えるのではないだろうか。
「まだまだやるべきことはたくさんあります」と断って、内田部長は続ける。「現在衛生陶器の製造工程から出る廃材については路盤材などへの再利用をしていますが、今後は、使った後の商品、特に衛生陶器やプラスティック類をどうするかがひとつの課題です」
 TOTOの商品のライフサイクル全般に重ねる取り組み。その歩みは街を着実に「クリーンタウン」へと変えていくことだろう。

フッタ
お客様窓口へ ご意見・ご感想へ 検索へ マップへ ホットニュースへ ホームへ ホームへ