≫ 2026年9月16日
新型小型ビジネスジェット機「HondaJet Echelon」、型式認定用テスト機の主翼組み立てが完了
~初飛行に向けた最終組み立てに前進~
Hondaの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company 以下、HACI)は、米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市内の生産工場にて、現在開発中の新型小型ビジネスジェット機「HondaJet Echelon(ホンダジェット・エシュロン)※1」の型式認定用テスト機の主翼の組み立てが完了したことを発表しました。この後、最終組み立て段階へと進んでいきます。

HondaJet Echelon(飛行イメージ)

完成した主翼とHACI従業員
HondaJet Echelonは、Honda独自の主翼上面エンジン配置や自然層流翼型・ノーズ、コンポジット胴体を採用したライトジェット機※2です。乗員・乗客合わせて最大11名が搭乗できる広いキャビン空間と静粛性を備え、競合機に対して高い燃費性能を実現することで、ライトジェット機として世界初となるノンストップでのアメリカ大陸横断を可能とします。
HACIでは、2025年にHondaJet Echelonの型式認定用テスト機の主翼の組み立てを開始するとともに、専用生産ラインの整備や、HACIのシステム統合検証施設(Advanced Systems Integrated Test Facility)内につくられた実機同等のコックピット試験環境における主要な航空機システムの検証なども進めています。型式認定用テスト機の製造においては、今回、重要部品群の一つである主翼の組み立てが完了し、全体の組み立てに必要な部品についても、すでに70%以上を確保しています。これらの進展により、2027年初頭には最終組み立ての開始を予定しています。
今後は、2028年に型式認定用テスト機の初飛行を目指すとともに、2031年の型式証明取得および量産初号機のお客様への納入に向け、各種認定・製造プロセスを着実に進めていきます。
※1 名前の由来:「Echelon」とは、フランス語で梯子の“段”の意味があり、現在ではプレミアムカテゴリーを指す言葉として使われることから、HondaJetブランドの最上級モデルという意味を込めて命名されました。また英語で「梯形編隊飛行」を意味し、航空機では高効率な空力性能を実現する飛行パターンとして、燃費や二酸化炭素排出量削減などに効果があると言われており、HondaJetの特長を表しています。
※2 最大離陸重量が12,500ポンド以上、20,000ポンド未満の双発エンジンを搭載した機体。HondaJet Elite II(ベリーライトジェット)の一つ上のカテゴリー
HondaJet Echelonの仕様
- エンジン
- Williams FJ44-4C
- 最大定員
- 乗員1名+乗客10名 または 乗員2名+乗客9名
- 航続距離(NBAA IFR Range, 1乗員+4乗客)*
- 2,625ノーティカルマイル
- 最大巡航速度*
- 450ノット
- 最大運用高度*
- 47,000フィート
- *目標性能