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≫ 2024年8月20日

HondaJetの運航効率のさらなる向上に向けて、
メンテナンスマニュアルを改定

Hondaの航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company)は、HondaJetの点検・整備にかかる時間を短縮し、運航効率を高めるため、耐空性限界・点検マニュアル(Airworthiness Limitation and Inspection Manual、以下ALIM)の改定を行いました。
一般的に航空機には、一定のフライト時間が経過するごとに必要となる点検・整備が数多くあります。特に大きな節目の一つである600時間点検・整備は、長い作業時間を要し、その期間中、個人および法人のお客様は機体を使用することができません。
こうした課題を踏まえ、ホンダ エアクラフト カンパニーは、HondaJetを使用できる時間を増やし、運航効率を高めることを目的にALIMの改定に取り組み、米国連邦航空局(FAA)の審査・許可を経て、2024年7月31日に新たなメンテナンスマニュアル「ALIM Revision J」を発行しました。長年のデータ収集や検証を通じた点検・整備項目の見直しにより、600時間点検・整備の作業時間が削減され、HondaJetの稼働時間の拡大が可能となりました。
現在、HondaJetは北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、および日本で販売されており、世界中で250機以上(2024年7月末時点)が運用されています。
今回FAAの認可を得たことで、改定されたALIMの運用が米国で始まりましたが、今後、日本を含む国と地域でも当局の認可を受け、運用を開始する予定です。

■ホンダ エアクラフト カンパニーのカスタマーサービス部長 ルイス・ヒメネスのコメント「ALIM Revision Jの展開により、HondaJetの個人および法人のお客様の利便性の向上が図られることをうれしく思います。私たちは引き続きHondaJetの新たな価値を提供できるようにチャレンジしていきます。」

【ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company, LLC) 概要】設立   : 2006年8月
出資形態 : American Honda Motor Co., Inc. 100%出資
代表者  : 取締役社長 山﨑 英人(やまさき ひでと)
所在地  : 米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市

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