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≫ 2024年5月17日

HondaJetの開発責任者を務めた藤野道格が、
米国航空宇宙学会AIAAよりダニエル・グッゲンハイム・メダルを受賞

HondaJetの開発責任者を務めた、本田技研工業株式会社 元常務執行役員の藤野道格は、米国航空宇宙学会 (The American Institute of Aeronautics and Astronautics 以下、AIAA) より、ダニエル・グッゲンハイム・メダル(Daniel Guggenheim Medal)を受賞しました。授賞式は、2024年5月15日に米国ワシントンD.C.のジョン・F・ケネディ・センターで行われました。

HondaJet開発責任者を務めた藤野 道格

HondaJet開発責任者を務めた藤野 道格

今回の受賞では、新型航空機(HondaJet)の型式取得や、機体の開発・認証・製造を行う新会社の設立、グローバルでの販売・サービス網の整備など、技術革新やリーダーシップでHondaJetをビジネスジェット市場をリードする地位に導いた点が評価されました。なお藤野は日本人として初めての同賞受賞となります。
HondaJetはその革新的なデザインにより、航空機の性能と燃費効率を向上させるとともに、卓越した快適性も実現しています。2015年12月に米国でのデリバリー開始以降も、モデルチェンジを重ねながら航続距離の延長や新機能の追加など数多くの進化を遂げており、2024年1月には250機目のデリバリーを達成しました。

■藤野 道格のコメント「創業者本田宗一郎氏の幼少の頃からの夢だった航空機事業が実現し、ゼロから作り上げたHondaJetとHondaの航空機事業が航空宇宙産業における顕著な功績と評価されたことを大変嬉しく思います。そして今回の受賞はHondaが先進的な航空機メーカーの一員として世界に認められたことでもあります。
Hondaの皆様、世界中の協力メーカーや航空局の方々、そして米国ノースカロライナ州政府の方などHondaJetの実現に協力してくださった全ての人に贈られた栄誉だと思っています。チームを代表して感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。」

【ダニエル・グッゲンハイム・メダルについて】1929年に創設。オーヴィル・ライトやウィリアム・ボーイング、イーゴリ・シコルスキーをはじめ、航空宇宙産業で功績を残した個人に授与されている。

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