HONDA The Power of Dreams

≫ 2022年7月26日

HondaJetのトレーニング、サービス、サポート体制のさらなる拡充について
～フライトシミュレーター3号機の導入と新たな認定サービスセンター設置～

Hondaの航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニー（Honda Aircraft Company、以下HACI）のトレーニング、サービス、サポート体制の拡充についてご案内します。

・米国FlightSafety International社と戦略的パートナーシップを25年間延長

・HondaJetフライトシミュレーター3号機を導入

・マレーシア、イギリス、米国オレゴン州、カリフォルニア州に新たな認定サービスセンターを追加、グローバル全21拠点でお客様をサポート

●米国FlightSafety International社と戦略的パートナーシップを25年間延長HACIは、小型ビジネスジェット機「HondaJet」のフライトシミュレーターの共同開発を手掛けるFlightSafety International社（以下、FlightSafety社）との戦略的パートナーシップを25年間延長しました。FlightSafety社は、業界最大手のフライトトレーニングカンパニーであり、グローバルでさまざまなトレーニングメニューやフライトシミュレーターなどを提供しています。HACIは、FlightSafety社と2007年に15年間の戦略的パートナーシップを締結し、HondaJet専用のフライトシミュレーターを共同開発、導入してきました。今回新たに2047年までの契約を締結し、長期にわたるパートナーシップを実現することで、ユーザーに向けてさらに充実した質の高いトレーニング環境を提供していきます。

●HondaJetフライトシミュレーター3号機を導入こうしたパートナーシップによる取り組みの一環として、HACIは、3機目となるHondaJetのパイロット訓練用フライトシミュレーターを導入しました。HondaJetのフライトシミュレーターは、2015年2月にHACI本社に1号機、2019年10月に英国ファーンボローのHondaJet認定サービスセンターに2号機を導入しています。3号機はHACI本社に設置され、6月から運用を開始しています。HondaJet専用にカスタマイズされたフライトシミュレーターは、最先端のソフトウエア技術を用いて飛行特性を高精度に再現することができ、さまざまな条件でのパイロット訓練を実施できます。運用機数の増加に応じてパイロット訓練への需要が高まる中、3号機の導入によって、今後より多くのパイロットがHondaJetを操縦するために必要な、質の高いトレーニングを受けることが可能となります。

●マレーシア、イギリス、米国オレゴン州、カリフォルニア州にて4か所の新たな認定サービスセンターを開設アフターサービスにおいては、HondaJetの運用機数が増加する中、質の高いサービスを広範囲にわたりご提供できるよう、グローバルでのネットワークの拡大に取り組んでいます。これまで北米、欧州、中南米、中国、そして日本を中心にHondaJet認定サービスセンターを展開してきましたが、このたびセランゴール（マレーシア）、ボーンマス（イギリス）、オレゴン州、カリフォルニア州（以上、米国）の4拠点を新たに開設しました。これら4拠点の追加により、HondaJet認定サービスセンターはグローバルで計21か所となりました。同サービスセンターでは、機体の定期メンテナンス、パーツ交換、アフターセールスの対応など、さまざまな高品質のサービスとサポートを受けられます。

現在、HondaJetは北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、および日本で販売されており、219機（6月末時点）が世界中で運用されています。

■ホンダ エアクラフト カンパニー取締役社長　山﨑 英人のコメント「FlightSafety 社、そして世界各地のパートナーとHondaJetのアフターサービス・サポートの拡充を実現したことを嬉しく思います。今後も質の高い、良い製品を販売していくと共に、アフターサービス面ではお客様一人ひとりに喜ばれる「安全、安心」のサービスの向上を目指します。引き続き、航空業界に新たな価値を提供できるようチャレンジしてまいります」

【ホンダ エアクラフト カンパニー（Honda Aircraft Company，LLC） 概要】設立　　 ： 2006年8月
出資形態 ： American Honda Motor Co., Inc. 100%出資
代表者　 ： 取締役社長 山﨑 英人（やまさき ひでと）
所在地　 ： 米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市