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≫ 2021年8月17日

ホンダ エアクラフト カンパニーの藤野道格が、米国航空宇宙学会AIAAよりAIAAリード エアロノーティクス アワード(リード航空賞)2021を受賞

Hondaの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company 以下、HACI)の取締役社長 藤野道格は、米国航空宇宙学会 (The American Institute of Aeronautics and Astronautics 以下、AIAA) より、AIAAリード エアロノーティクス アワード(AIAA Reed Aeronautics Award、以下、AIAAリード航空賞)を受賞しました。授賞式は、2021年8月12日にAIAA Aerospace Spotlight Awards Gala(バーチャル開催)で行われました。

Honda Aircraft Company
取締役社長 藤野 道格

AIAAリード航空賞は、極めて重要な航空機設計や技術の進歩に寄与し、航空工学の分野で挙げた大きな成果に対して贈られる最高峰の賞です。今回の受賞では、「HondaJet※1」の全く新しい航空機設計、主翼上面エンジン配置形態や自然層流技術などの「先進的な空力および構造技術の発明」により、航空工学において大きな成果を挙げたことが評価されました。また今回の受賞は、藤野が日本人として初めての受賞となります。

HondaJetには、主翼上面エンジン配置形態(OTWEM)、NLF(自然層流)翼とNLF胴体ノーズ、コンポジット胴体など複数の独自で開発した先進技術を採用しています。これらの技術により、クラス最高の最大航続距離、最大巡航速度、最大運用高度、優れた燃費性能および快適性を実現し、小型ジェット機カテゴリーにおいて2017年より4年連続で世界第1位※2のデリバリー数を達成しています。

■ホンダ エアクラフト カンパニー取締役社長 藤野 道格のコメント「HondaJetの設計と技術に対して、AIAAという航空宇宙分野で世界最大の学術団体から重要な技術革新であると認められたことを大変うれしく思います。ホンダ エアクラフトはモビリティーテクノロジーのリーディングカンパニーとして、今後も業界の新しいスタンダードとなる先進技術の研究開発に取り組んでまいります」

■AIAA会長 バジル・ハッサン氏のコメント「最先端の航空技術を開発し、HondaJetによって航空業界に新しい価値を創造する藤野氏の貢献は、世界の航空宇宙産業にインスピレーションを与えています。AIAAでは、航空宇宙業界で成果を挙げ、革新を起こし、また世界をより安全に、便利に、そして豊かにする発見に貢献した人物の業績を評価し、称賛することに尽力しています。イノベーションへの情熱を持ち、これまで多大なる成果を挙げてきた藤野氏は、今年のAIAAリード航空賞に最も相応しい人物だと思います」

【AIAAリード航空賞について】AIAAリード航空賞は、1932年に航空エンジニア、設計者、および航空科学研究所の創設メンバーであるシルバヌス・リード博士より名付けられました。過去の受賞者には、SR-71のケリー・ジョンソン氏、F-117のベン・リッチ氏、MD-80やGulfstream(ガルフストリーム)の飛行機のプレストン・ヘンネ氏、Voyager(ボイジャー)のバート・ルータン氏など、歴史に残る航空機に携わったエンジニアが名を連ねています。

※1 詳細はHondaホームページにてご確認ください
HondaJetについて
最新型 HondaJet Elite Sについて

※2 General Aviation Manufacturers Association(GAMA)調べ

【ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company,LLC) 概要】設立   : 2006年8月
出資形態 : American Honda Motor Co., Inc. 100%出資
代表者  : 取締役社長 藤野 道格(ふじの みちまさ)
所在地  : 米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市

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