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CFOメッセージ

2020年3月期の財務・業績等についてご説明いたします。

2020年3月期決算の概要

2020年3月期は、第4四半期に新型コロナウイルス感染症の拡大により世界的に景気は減速し、Hondaグループの業績にも影響を及ぼしました。

Hondaグループ販売台数*は、二輪事業では、ベトナムやフィリピンでは過去最高の販売台数を記録したものの、インドやタイなどで減少し、1,934万台となりました。また、四輪事業では、米国、中国、インドなどで減少し、479万台となりました。

売上収益は、金融サービス事業における増加などはあったものの、四輪事業における減少や為替換算による減少影響などにより、前年度比6.0%減収の14兆9,310億円となりました。

営業利益は、6,336億円と前年度比927億円の減益となりました。なお、為替影響、一過性影響、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う影響(約1,300億円)などを除くと、コストダウン効果や販売費及び一般管理費の減少などにより、実質では、前年度比 1,008億円の増益と試算されます。

持分法による投資利益は、主に中国における新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う影響(約350億円)などより、1,642億円と前年度比646億円の減益となりました。

親会社の所有者に帰属する当期利益は、4,557億円となりました。

*Hondaグループ販売台数は、当社および連結子会社、ならびに持分法適用会社の完成車販売台数です。一方、連結売上台数は、外部顧客への売上収益に対応する販売台数であり、当社および連結子会社の完成車販売台数です。

2021年3月期の見通し

2021年3月期は、売上収益12兆8,000億円(前年度比14.3%減)、営業利益2,000億円(同68.4%減)、税引前利益3,650億円(同53.8%減)を計画しています*。 為替レートは、2020年3月期実績109円/米ドルに対し、2021年3月期は106円/米ドルを前提としています*。

営業利益については、新型コロナウイルス感染症の拡大影響により、先行きは不透明であるものの、収益改善に向けた取り組みを一層強化し、2,000億円を計画しています。

設備投資・研究開発費について

2020年3月期の設備投資は、新機種の投入に伴う投資や、生産設備・販売設備・研究開発施設の拡充、合理化および更新などにより、前年度比11.9%減の3,756億円となりました。2021年3月期は、3,500億円を計画しています*。

今後の拡大が想定される電動化対応などについては、電動車両用モーター領域や燃料電池システムの共同開発・量産などのアライアンスも活用するとともに経営資源の有効活用により、設備投資額の増加を抑制していきます。

Hondaは、先進の技術によって個性的で競争力のある商品を生み出すことを目的に、技術者が自由闊達に研究開発活動を行っています。

なお、2020年4月より、主な四輪商品開発機能を営業・生産・購買領域との一体運営体制へ変更しました。これにより、開発から生産まで一貫した効率のよいオペレーションを通じてものづくりを進化させます。また、本田技術研究所を、設立時の趣旨である「未知の世界の開拓を通じた新価値創造」をさらに強化する体制に変更しました。

2020年3月期の研究開発支出は、ほぼ前年度並みの8,214億円となり、2021年3月期は8,600億円を計画しています*。今後の電動化技術や先進安全技術などの導入に向けて研究開発費用の増加が見込まれていますが、2025年までに量産車の開発工数を30%削減するなど既存分野の開発効率をさらに高めることや、協業、オープンイノベーションの活用など、研究開発領域の選択、集中を進めていくことで、今後の費用増加を抑制しつつ、効率的な研究開発活動を推進していきます。

* 2020年8月5日現在

株主還元について

Hondaは、グローバルな視野に立って世界各国で事業を展開し、企業価値の向上に努めています。成果の配分については、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要課題のひとつとして位置づけており、長期的な視点に立ち将来成長にむけた内部留保資金や連結業績などを考慮しながら決定していきます。

配当は、配当金額の親会社の所有者に帰属する当期利益に対する比率(配当性向)30%を目処に実施していきます。また、資本効率の向上および機動的な資本政策の実施などを目的として、自己株式の取得を適宜実施していきます。内部留保資金については、将来の成長に不可欠な研究開発や事業拡大のための投資および出資と健全な財務体質の維持に充てていきます。

2020年3月期の年間配当金は、前年度比1円増配となる112円となりました。また、2020年3月までに3,300万株、総額962億円の自己株式を取得しました。2021年3月期の配当金の予想につきましては、44円としています*。

* 2020年8月5日現在

コーポレートガバナンスについて

Hondaは、基本理念に立脚し、株主・投資家の皆様をはじめ、お客様、社会からの信頼をより高めるとともに、会社の迅速・果断かつリスクを勘案した意思決定を促し、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上をはかることで、「存在を期待される企業」となるために、経営の最重要課題の一つとして、コーポレートガバナンスの充実に取り組んでいます。

今後とも株主の皆様のご期待に沿うべく企業価値向上に努力してまいります。

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