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トップメッセージ

株主の皆様へ 株主、投資家の皆様には、日頃からのご理解とご支援を賜り、厚くお礼を申し上げます。また、お客様はもとより、当社の成長、発展を支えてくださっている、お取引先様をはじめ、地域社会の皆様にも、心より厚く感謝を申し上げたいと思います。

おかげさまで、昨年、Hondaは創業70周年を迎えました。

これからも新しいチャレンジに取り組み、お客様から存在を期待される企業であり続けるために、創業100年を超える2050年を見据え、2017年に「2030年ビジョン」を策定しました。

「すべての人に生活の可能性が拡がる喜びを提供する」という、ビジョンのステートメント実現を目指し、Hondaは、「クリーンで安全・安心な社会へ」、「移動と暮らしの価値創造」、「多様な社会・個人への対応」の3つの方向性に沿った、さまざまな取り組みを進めています。

クリーンで安全・安心な社会へ

Hondaは、二輪・四輪・パワープロダクツと、幅広いモビリティの提供により、世界最大のパワートレーンメーカーとして活動してきました。環境負荷を低減し、安全に、安心してモビリティを使っていただくことは、常にHondaの最優先項目であり、これからも取り組み続けていくべき領域だと考えています。そうした想いのもと、「カーボンフリー社会の実現」、「交通事故ゼロ社会の実現」という目標を掲げ、現在、各領域で取り組んでいます。

・カーボンフリー社会の実現

Hondaは、環境のトップランナーとして、2030年までにグローバルでの四輪車販売台数の3分の2を電動車にする目標を定めました。目標実現のために、CAFE規制にはハイブリッド車を中心に、ZEV(ゼロエミッションビークル)規制にはバッテリーEVを中心に、地域の特性や、ニーズに合わせ対応していきます。20年の量産実績を持つハイブリッドについては、世界トップレベルの高い燃費効率を実現したHonda独自の「SPORTS HYBRID i-MMD」を、従来の中・大型モデルから小型モデルにも拡大していきます。またバッテリーEVについては、各地域で最適なリソースを活用することで、Hondaらしく、競争力のあるモデルを効率よく投入していきます。二輪車では、着脱式バッテリーの「Honda Mobile Power Pack」を採用した、コミューターEVの開発を続けており、ビジネスタイプのEVも現在開発中です。また、パワープロダクツ製品でも汎用エンジン「GXシリーズ」の電動化にチャレンジしています。

・交通事故ゼロ社会の実現

モビリティを提供する企業の責任として、Hondaは、「Safety for Everyone」という思想のもと、道を使う全ての人が安心して暮らせる「事故に遭わない社会」の実現を目指し、安全技術の研究開発と普及に努めています。

従来から取り組んできた衝突安全性能に加え、現在は事故そのものを未然に防ぐ安全運転支援システム「Honda SENSING」の普及と進化に取り組んでおり、日本での新車販売における装着率は8割に上っています。今後はグローバルでの普及を加速させるとともに、性能もより進化させ、使う人にさらなる安全と安心を提供することを目指します。

また、さらなるモビリティの進化に向けて、自動運転技術の確立に向けた取り組みも進めています。2020年には高速道路におけるレベル3自動運転技術の確立を そして、2025年頃をめどに、パーソナルユースでのレベル4自動運転技術の確立をそれぞれ目指し、現在、公道での実証実験を続けています。
安心で、快適なドライブをサポートし続けることで、Hondaは、これからも「交通事故ゼロ社会の実現」をリードしていきます。

「移動」と「暮らし」の価値創造

Hondaは、モビリティ、ロボティクス、エネルギーの3つの分野で、自由で楽しい移動の喜びの提供と、生活が変わる・豊かになる喜びの提供を目指していきます。

・自由で楽しい移動の喜び

二輪車・四輪車など幅広いモビリティを持つHondaならではの強みを生かし、生活の隅々まで移動の自由を提供する、新たなモビリティサービスの取り組みを、他社とのパートナーシップも活用しながら、各地域で始めています。

四輪車では、北米で昨年、無人ライドシェアのGMクルーズに資本参加し、新しい事業に向けて協業を開始しました。また日本においても、移動における新たな価値提供を進めるMONET Technologiesへ参加し、モビリティサービスの普及に向けたプラットフォーム作りを共同で進めていきます。二輪車でも、Honda Mobile Power Packのシェアリングに関する実証実験を始めています。

これらの取り組みを通じて、「移動と暮らし」の新たな価値を、創造していきます。

・生活が変わる・豊かになる喜び

Hondaは、安全・安心で、クリーンなエネルギーを、モビリティを通じて生活の中で共有、利用できる取り組みを進めています。

二輪車については、フィリピンでHonda Mobile Power Packを生活のエネルギー源として使う実証実験を始めています。また、日本ではお客様の利便性を向上させ、普及に繋げるため、着脱式バッテリーの規格標準化への取り組みを、国内二輪メーカー4社合同で開始しました。四輪車では、バッテリーEVを生活に使う電力系統と繋ぎ、電気を融通しあうエネルギーマネジメントの実証実験を、欧州やアメリカで開始しています。

モビリティを通じた移動と暮らしをシームレスに繋げる取り組みにより、将来に向けお客様の生活を、より安心で豊かなものにすることを目指します。

多様な社会・個人への対応

先進国や新興国に関わらず、多様社会に向けて、また、多様な文化・価値観を持つ全ての人に向けて、二輪車・四輪車・パワープロダクツそして航空機という幅広いラインアップを通じて、最適な商品、サービスの提供を目指してしていきます。

以上、お伝えした将来への取り組みを可能とするため、Hondaは、現在、既存ビジネスの盤石化にも取り組んでいます。

四輪事業の体質強化

私は、社長就任以来、Hondaらしいチャレンジングな商品づくりを目標に、各地域のニーズに応じて「グローバルモデル」と、「地域専用モデル」を強化してきました。現在、グローバルモデルは四輪車販売の6割を占めるまでに成長し、また地域専用モデルも各地域事業の成長の源として重要な役割を果たしています。これらグローバルモデルと地域専用モデルの競争力をさらに高めるために、各領域での体質強化に取り組んでいます。

その一環として、現在、生産能力の適正化を各地域で着実に推進しており、2022年までに、グローバルでの稼働率が、フル稼働になる予定です。商品開発においては、「営業(Sales)・生産(Engineering)・開発(Development)・購買(Buying)」の各機能が、部門を超えて連携することで、企画、開発から生産までを革新し、モノづくりの効率化とスピードアップを図っています。また、量産車の開発効率や部品の共有化を高める全社的取り組みである「ホンダ アーキテクチャー」を導入、来年のグローバルモデルから投入し、順次適用を拡大します。さらに、車種ごとのグレードや装備の数を、お客様視点で最適化することにより、量産車の開発工数を削減し、その工数を先進領域の研究開発に配分することで、将来に向けた開発を加速させます。

Hondaは、創業以来、株主の皆さまをはじめとする全てのステークホルダーの皆さまに支えられながら、二輪車・四輪車・パワープロダクツ、そして航空機という幅広い商品をお客様に提供するまでに成長することができました。創業100年に向けて、次の30年も「すべての人に生活の可能性が拡がる喜びを提供する」という2030年ビジョンの実現を目指し、「チームHonda」として邁進していきます。

株主の皆さまにおかれましては、今後とも末永いご支援と、一層のご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2019年6月19日
代表取締役社長
最高経営責任者
八郷隆弘

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