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  • 2021.03.25

春に生えるきのこのなぜ?なに?編

春に生えるきのこのなぜ?なに?編

ハローウッズも立春を過ぎると、日中暖かくなる日が多くなり、春の気配を感じるようになります。春の里山はアカガエルの産卵に始まり、春の植物の開花、昆虫たちの動き出しと日々めまぐるしく変化していきます。そんな激動の春、ひそかに楽しみにしているのが「春限定のきのこ」との出会いです。秋のきのこシーズンに比べると見つかる種類は限られますが、この季節にしか出会えないきのことの遭遇は胸が踊ります。そこで今回は、ぜひ探してもらいたい“春のきのこ”を取り上げていきます。

境野 圭吾
ハローウッズ
キャスト境野 圭吾

お椀型の地味きのこのなぜ?なに?

春に姿を現すきのこは見た目が地味なものが多く、存在を知らないと見過ごしてしまいがちです。なかでも、ひときわ地味なのが「チャワンタケ」と呼ばれるお椀型をしたきのこです。ただでさえ地味なうえ、サイズが数ミリ程度と極小なため、関心がないと目に触れることもほとんどありません。それでもウグイスの「ホーホケキョ」という声が聞こえると春の訪れを感じるように、菌類愛好家にとってはチャワンタケ(春に出るタイプ)を探すことが春の風物詩となっています。

チャワンタケのなかでもっともポピュラーなのがツバキキンカクチャワンタケ。比較的身近で、市街地でも見ることができます。春にツバキの樹の下を注意深くのぞくと、古びたツバキの花や実に混じって見つかることがあります。

ツバキキンカクチャワンタケの生態はとてもユニークで、名前の由来でもある「菌核」という菌糸の塊をつくって越冬します。春、ツバキの開花に合わせて菌核から子実体(しじつたい)を伸ばし、胞子を散布します。胞子が運良くツバキの花に到達したら菌糸を伸ばし、花を栄養にして暮らします。ツバキとは切っては切れない関係にあるのです。ほかにもアネモネタマチャワンタケというイチリンソウやニリンソウなどアネモネの仲間を栄養源にしている仲間もいます。

春きのこの王様のなぜ?なに?

春きのこの王様と言えば、知る人ぞ知るアミガサタケ。フランスではモリーユと呼ばれ高級食材として珍重されているきのこです。日本でも味に取り憑かれた人たちが毎春にこぞって探しにいくほどの人気きのこです。アミガサタケは、黄色っぽい「アミガサタケ(イエローモリーユ)」と黒っぽく先端がすこし尖った感じの「トガリアミガサタケ(ブラックモリーユ)」とに分けられます。

アミガサタケ(イエローモリーユ)は、サクラが散るころにサクラの下などで発生します。「見てみたい!」という人は、踏み固められたところではなく、下草が少し伸びたような場所を探すと見つかるかもしれません。神出鬼没なため、畑や田んぼの畦など思わぬ場所で見つかることもあります。

トガリアミガサタケ(ブラックモリーユ)は、アミガサタケより一足早く、サクラの開花がニュースで話題になるころに姿を現します。発生場所はサクラではなく、イチョウの下で見つかる傾向にあります。探すときは、神社やお寺など大きなイチョウが生えているところが狙い目です。経験的にはイチョウの葉が降り積もったままにされているところで見つかることが多い気がしています。

アミガサタケの仲間は特徴的な姿をしているため見間違えることは少ないのですが、アミガサタケの仲間には猛毒のシャグマアミガサタケもいるので、初心者の方は注意が必要です。必ず詳しい人と一緒に探すようにしてください。

水辺の珍菌のなぜ?なに?

春の最盛期が少し過ぎたころ、山林の水辺でひっそりと発生するカンムリタケというきのこがあります。なんと言っても特徴は水中から発生していること。遠くから見るとオレンジ色をした大量のマッチ棒が水中から立ち上がっているかのようです。多種多様なきのこの中でも異彩を放つ変わった種類のきのこです。

どこでも見られるというわけではなく、小川や沢の流れが緩やかになった湿地っぽいところで見つかります。水に沈殿した落ち葉を分解しながら暮らしているようですが、なぜ水中から生えているのか詳しいことはわかっていないようです。
気軽に見つかるきのこではありませんが、登山やキャンプで水辺の近くを通るときに気にかけてみると、もしかしたら出会えるかもしれません。

ここまで紹介した種類以外にも、春に見られるきのこはたくさんいます。エノキタケ、ハルシメジといった食用菌も立派な春きのこです。春はつい草花や虫に目を奪われがちですが、散歩のついでにでも、少しきのこに意識を向けてみてはいかがでしょうか?

※きのこの中には、毒を持っていて食べると食中毒を起こすものがあります。毒のあるきのこと無毒のきのこの見分け方は難しいので、専門家と一緒でない場合は、決して野生のきのこを採って食べないでください。

ツインリンクもてぎの自然体験施設「ハローウッズ」へ行ってみよう!

ハローウッズは42ha(東京ドーム約9個分)の広さがあり、いつでも、誰でも、思いっきり遊べる元気な森です。人と自然が楽しくかかわり合い、自ら体験し、発見できるプログラムをたくさん用意して、皆さんをお待ちしています。

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森づくりワークショップ~春の里山で事始め~

  • 森づくりワークショップ~春の里山で事始め~
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    春の陽気を感じる森で、山菜を採り、新しい生命を体感できるワークショップ。
    ※現在は予定通り開催に向け準備を行っておりますが、新型コロナウイルス感染症状況を注視したうえで判断し、内容を変更して実施または開催中止の可能性がございます。ご理解くださいますようお願いいたします。

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