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  • 2019.05.14

春の田んぼに生き物を探しに行ってみよう!

春の田んぼに生き物を探しに行ってみよう!
奥山 英治
今回の案内人
ハローウッズ キャスト/
日本野生生物研究所代表/
ナチュラリスト/イラストレーター 奥山 英治

こんにちは!日本野生生物研究所の奥山です。川から水を引いて田んぼに水が入り、田んぼの生き物たちも活動を始めています。この時期ならではの遊びは、なんといっても田んぼに行って生き物を探したり、その生態を観察したりすることです。みなさんも、お近くの田んぼに出かけてみませんか?今回は、田んぼで捕まえたオタマジャクシの飼い方もご紹介します。

代掻きで目覚める、田んぼの生き物たち。

田んぼに水が張られ、土と水を混ぜ合わせる代掻き(しろかき)という作業が行われると、田んぼで寝ていた生き物たちが次々と目覚めます。そして、それを目当てに他の生き物も田んぼへとやって来ます。
このように、代掻きのあとの田んぼでは様々な生き物たちに出会うことができます。みなさんも春の田んぼに遊びに行ってみましょう。

生き物を捕まえて観察してみよう!

田んぼの生き物を見つけたら、捕まえて観察してみましょう。生き物の色や形、手触りなどを実際に知ることができるからです。そしてその生き物がどんな環境にいたのか、何をしていたのか、捕まえた人しか見ることのできないリアルな生態を知ることもできます。
このように、生き物を捕まえ観察することを何度も繰り返して得た経験は、外遊びでとても役立ちます。経験値の高い人は、目当ての生き物がどこにいるのかを予想し、上手に捕まえることができるんです。

捕まえたオタマジャクシを飼ってみよう!
気になった生き物のことをもっと深く知りたいときには、飼育して観察してみましょう。今回は、田んぼでよく見かけるオタマジャクシの飼い方をご紹介します。
  • STEP 01

    まず、オタマジャクシを捕まえます。捕まえるときには田んぼや稲に傷をつけたり、田んぼに落ちたりしないように気を付けましょう。
    オタマジャクシを見てカエルの種類を判断するのはなかなか難しいので、このオタマジャクシがどんなカエルになるのか楽しみです。

  • STEP 01
  • STEP 02

    飼育ケースに水を5~10cmほど入れて飼育します。田んぼの生き物ですから、あまり深い水位は必要ありません。
    水道水は日当たりの良い場所に1日汲み置きして、カルキ(消毒のための塩素)を抜いてから使いましょう。

  • STEP 02
  • STEP 03

    枯葉や苔が付いた木の枝などを飼育ケースに入れます。苔はオタマジャクシのエサとなり、枯れ葉や木の枝は隠れ家になります。
    オタマジャクシは何でも食べるので、パンやごはん、煮干しなど水が汚れない程度に色々な物をあげてみて、何が一番好きか観察してみるのも楽しいですよ。

  • STEP 03
  • STEP 04

    たまに飼育ケースを日の当たる場所に出してあげます。
    オタマジャクシが順調に成長できるように、できるだけ自然界と近い環境を作ってあげるといいでしょう。オタマジャクシに足が生えてきたら、カエルになった時のために石などで陸地を作ってあげましょう。

  • STEP 04

オタマジャクシは成長すると足が生え、手が出て、形を変えながら1~2カ月でカエルになります。是非その変化の様子を観察してみてください。

●生き物を飼う時の注意
生き物の飼育はとても楽しいものですが、その命に対して責任を持って面倒を見ることができるのか、持ち帰る前に必ずよく考えてから飼育するようにしましょう。
また、一度飼育した生き物を自然界に逃すことはやめてください。生き物が飼育中に病気にかかっていることもあり、例え捕まえた場所に逃がしたとしても生態系を崩す原因となってしまう場合があります。

何種類のカエルを見つけられるかな?

田んぼに行ったらオタマジャクシを捕まえるだけでなく、何種類のカエルを見つけられるかにもチャレンジしてみてください。
田んぼにはたくさんのカエルが暮らしていて、まだ寒い2月からアカガエルが水たまりや湿地で産卵を始め、田んぼに水が張られてからはシュレーゲルアオガエル、ツチガエル、トウキョウダルマガエル、アマガエルら色々な種類のカエルが次々と産卵を始めます。

カエルが多い田んぼには、多くの生き物が集まる。

カエルがたくさん暮らす田んぼはエサとなる虫が多いと同時に、カエルをエサとする生き物も多くやってきます。虫がいて、カエルがいて、カエルの敵がいる。こうして田んぼではバラスよく生き物たちが生息しています。
この中のどれか一つが増えすぎたり減りすぎたりしても、たちまち生態系が崩れて何もいない田んぼになってしまう可能性もあるのです。大げさかもしれませんが、田んぼの生態系はカエルを中心にできていると言えるかもしれません。

田んぼの中をもっと探してみよう!

カエルが多くいる田んぼには、様々な生き物がいるはずです。目を凝らして探してみればミズスマシやゲンゴロウ、タガメなどが見つかるかもしれません。カエルや小魚を捕らえて食べる「田んぼの王様」 タガメはその数が減ってきているので、見つけることができたら、とてもラッキーですよ!

陰になった部分や土の中も探してみよう!

上から覗いただけでは見えない所にも、生き物たちは潜んでいます。田んぼの際や水路の陰にはカエルやザリガニ、土の中にはドジョウなどが隠れていますよ。
注意深く探して、捕まえて観察してみましょう!

みなさんも春の賑やかな田んぼに遊びに行って、そこにどんな生き物がいるのか探してみてください。目が離せなくなるほど色々な驚きや発見があり、時間がたつのも忘れて夢中になってしまうことでしょう。

おまけ:アメンボウの匂いを嗅いでみよう!
みなさん、アメンボウはご存知ですよね。
田んぼの水の上でもスイスイ泳いでいる、あの足の長い虫です。実はアメンボウ、足の先に油が付いているので水面に浮いてあんなふうに素早く動くことができるのです。

ではアメンボウの名前の由来はご存知でしょうか?
答えは、匂いを嗅いでみるとすぐにわかります。飴の匂いがするんです。でもこの名前が付けられたのはかなり昔なので、昔の飴の匂いです。今のお子さんにはピンと来ないかもしれませんが、べっこう飴や黒飴といった懐かしい匂いがしますよ。是非試してみてください。

●田んぼで遊ぶ時の注意
田んぼで遊ぶときは、その田んぼの持ち主の承諾を経てから遊ぶようにしましょう。また、畦を崩さない、稲を傷つけないなど、マナーを守って遊びましょう。

ツインリンクもてぎの自然体験施設「ハローウッズ」へ行ってみよう!

ハローウッズは42ha(東京ドーム約9個分)の広さがあり、いつでも、誰でも、思いっきり遊べる元気な森です。人と自然が楽しくかかわり合い、自ら体験し、発見できるプログラムをたくさん用意して、皆さんをお待ちしています。

ハローウッズのホームページへ

生きもの探険隊 ~里山のカエル編~

  • 生きもの探険隊 ~里山のカエル編~
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    ハッチョウトンボの棚田には、里山の生きものたちがたくさん隠れているよ。探して見つけて、自分の手でつかまえてみよう!ゆったりお昼ご飯を食べたあとは、カエルの体や卵の中がどうなっているのか顕微鏡でじっくり観察します。
    募集締め切り:2019年5月19日(日)

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