これから始まる菜園ライフの一年をご案内。
目にもおいしい豊かな日本の四季。日本っていいなと、思わず口にのぼせてしまうことでしょう。
冬の間、じっと菜園で耐え忍んできた野菜たちは、春の陽光を浴びてググッと著しい成長を見せます。秋冬野菜のハクサイやキャベツは、そろそろこぞってとう立ちを開始。蕾を収穫すれば、それはお店には決して出回らない、早春の味として楽しめます。またサヤエンドウの可憐な花が盛りに。やがてつくみずみずしい莢は、まさに春の味です。
菜園作業も汗ばむようになる晩春、いよいよ菜園のプリンセス、イチゴの季節がやってきます。訪れるミツバチの数も、グンと増えているのでは? 園芸店やホームセンターでは、トマト、ナス、キュウリなどの果菜類の苗が出揃い始めたら、春の菜園はまもなく終盤。夏野菜へのシフトをスタートさせましょう。

春から夏への境目は、日本ならではの季節、梅雨。菜園に出るのもおっくうになりがちですが、野菜は恵みの雨を受けて、ぐんぐんと成長を続けます。また、早春に植えつけたジャガイモは、収穫期を迎えます。雨を避けて、できるだけ土が乾いているときに掘り上げましょう。梅雨の晴れ間は、掘りたてジャガイモでパーティを!
雨の季節が終わると、蒸し暑い夏がやってきます。トマト、ナス、キュウリにスイカ、トウモロコシなどなど、菜園は一気に夏色に染まります。早朝に菜園へ出かければ、朝穫り野菜のぜいたくな朝食が。これこそ菜園ライフの醍醐味です。そうそう、真夏の作業といえば、ブロッコリー、キャベツ、ハクサイなどのタネまきも重要です。タネから育てたい人は忘れずに。

年によって差はあっても、晩夏から到来する台風は、菜園に被害を及ぼすことも。同時にキュウリ、トマトなどはそろそろ片付けの時期になります。夏の間中、こんもりと支柱で仕立てていた夏野菜の株が少しずつ片付けられて行くと、畑はすっきり。同時に去る夏の菜園の思い出に、少しだけさびしさが募ることでしょう。
近年は、夏がいつまでも続くような気候で、明確な秋らしさは感じにくくなりました。だからこそ、気温や天気に敏感になることが、菜園ライフにとって大切なこと。ブロッコリー、キャベツ、ハクサイ、そしてイチゴなど、秋冬野菜の植えつけは、タイミングを逃さずに行なうのがポイントです。秋からのスタートもまた、春とは違った感動を教えてくれます。

日ごとに気温が低くなり、冷たい風が身にしみる冬。秋に植えつけやタネまきをした野菜をたちは、目に見えるほどの成長がないかもしれません。日が短く、気温も低い冬は、野菜だけではなく多くの植物の成長が緩やか。焦らなくとも、大丈夫!
冬の早朝、菜園へ出向いてみれば、辺り一面の霜。日が昇ってくると朝日に照らされる霜が、それは美しく、幻想的な風景を見せてくれます。低温は時に野菜に味方し、野菜を甘くやわらかく育てます。しかし時に野菜を傷めることも。冬の菜園で目にするカマボコ状のトンネルこそ、野菜を霜や寒さから守る大切なアイテムです。やがて来る春を心待ちにする冬の菜園です。


庭でつくる | ![]() |
|||
![]() |
||||
農園を借りる | ![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
||||
菜園ライフを知ろう | ![]() |
![]() |
||
![]() |
||||
準備をしよう | ![]() |
![]() |
||
![]() |
