
土づくりの大切さは、野菜づくりの基本です。
石灰を入れて土壌の酸度の調整、
有機物の投入(堆肥、腐葉土など)によって土がふかふかになります。
後は、栄養分の調整のみということになります。
なぜこういうことを繰り返すのでしょうか?
それは、毎年新しい野菜を土で育てるからです。
そこに根を張り、育ってゆく野菜たちは、
土から十分な栄養を吸収しています。
だから、土が重要なのです。
今年は、土づくりから学んでみませんか?
きっと「流した汗の分だけ、必ず報いがある」ことがわかります。





「さぁ、野菜づくりを始めよう! それなら苗を買ってきて…」と思っている方も少なくないのでは?
苗を購入する前に、まず庭や貸し農園の土をチェックしてみましょう。貸し農園ではあらかじめ区画が決まっており、区画内の土はある程度、耕されているケースがほとんどです。
しかし庭の場合は、踏み固められたり雑草が生えていたり、ほかの草花が植わっていたり。「庭」や「地面」は、まだ「畑」ではありません。
おいしい野菜を育てるためには、まず「野菜が育ちやすい土」をこしらえること。それが畑作業の第一歩になります。詳しくは、「おいしい野菜を育てる土のつくりかた」をご覧ください。



畑が鉢栽培と大きく違うところは、土をその都度、取り替えないということ。もちろん、同じ場所でつくり続けると悪影響が出る野菜もありますが、畑では基本的には土を入れ替えることなく、同じ土を延々と使い続けます。つまり、土という資源を無駄にすることは一切ありません。これは今の時代、とても大切なことだと思いませんか?
さらに、畑の土は年々よくなるように、年を経るごとにいっそうおいしい野菜ができるように、手をかけていくことがポイントです。野菜づくりは野菜を育てるだけに止まらず、私たちが触れる土も一緒に育てていくことなのです。


