エコカー減税とは

エコカー減税とは、環境性能に優れたクルマに対する、
自動車税、自動車重量税が軽減される優遇措置のこと。
以下では、国土交通省が定める排出ガスと燃費基準に伴う、各税の減税率を解説します。

適用期間

重量税:
2024年1月1日〜2025年4月30日までに新車登録および最初の車検を受ける場合
*軽量車(車両総重量2.5以下のトラック)については、2024年1月1日〜2026年4月30日

自動車税:
2025年3月31日までに新車を取得する場合
適用対象車 次世代自動車
(電気自動車、燃料電池自動車、
プラグインハイブリッド自動車)
ハイブリッド自動車、ガソリン自動車 軽量車
(車両総重量2.5t以下のトラック)
2030年度
燃費基準

120%達成車
2030年度
燃費基準

達成車

95%達成車

90%達成車
2030年度
燃費基準

80%達成車
2030年度
燃費基準

70%達成車
2030年度
燃費基準

55%達成車
令和4年度
燃費基準

105%達成車
令和4年度
燃費基準

達成車
令和4年度
燃費基準

50%達成車
令和4年度
燃費基準

25%達成車






自動車

重量税
※1
全額免除※2 全額免除※2※3 全額免除※3 50%

軽減※3
25%

軽減※3
減税なし 免税 75%

軽減
50%

軽減
25%

軽減
自動車税

軽自動車税
※4
普通乗用車

75%

軽減
軽自動車

75%

軽減
減税なし
a b

※1 2025年4月30日までに、新車登録・届出の場合。(及び、一部の自動車での、この期間内に初回の継続検査を受ける場合)

※2 新規検査後に受ける最初の継続検査時にも免税。

※3 2020年度燃費基準達成車に限る。

※4 新車購入(新規登録・届出)の翌年度に適用。2025年3月31日までの新車登録車を対象。

●燃費基準の変更により、軽減措置の対象外となる車種、グレードがあります。

国土交通省が定める
排出ガスと燃費の基準値

2030年度燃費基準

  • ●2030年度燃費基準とは、2020年1月に公布された「エネルギーの使用の合理化等に関する法律施行令の一部を改正する政令」にもとづき、2030年度までに達成すべき目標基準値として策定された燃費基準です。
  • ●試験方法はJC08モードからより実際の走行に近いWLTCモードに変更され、特定の車両重量帯に応じてではなくステップレスに燃費基準を定めています。
  • ●電気自動車およびプラグインハイブリッド車については、タンクに入っているガソリン等の消費だけではなく、ガソリン等が車両に供給される前の製造過程における消費も含めて評価する「Well-to-Wheel」の考え方を用いて評価します。
  • ●2016年度燃費基準実績値(WLTCモード換算)に対し、32.4%の向上率となっています。
  • 条件を満たした車両には、
    このようなステッカーが車両に貼られています。

  • 「2030年度燃費基準達成車」

    「2030年度燃費基準達成車」

  • 「2030年度燃費基準95%達成車」

    「2030年度燃費基準95%達成車」

  • 「2030年度燃費基準90%達成車」

    「2030年度燃費基準90%達成車」

  • 「2030年度燃費基準85%達成車」

    「2030年度燃費基準85%達成車」

  • 「2030年度燃費基準80%達成車」

    「2030年度燃費基準80%達成車」

  • 「2030年度燃費基準75%達成車」

    「2030年度燃費基準75%達成車」

  • 「2030年度燃費基準70%達成車」

    「2030年度燃費基準70%達成車」

  • 「2030年度燃費基準65%達成車」

    「2030年度燃費基準65%達成車」

  • 「2030年度燃費基準60%達成車」

    「2030年度燃費基準60%達成車」

  • 「2030年度燃費基準55%達成車」

    「2030年度燃費基準55%達成車」

2020年度燃費基準

  • ●2020年度燃費基準とは、日本のCO2排出量の約2割を占める運輸部門の温暖化対策を推進するため、省エネ法に基づく2020年度燃費基準の最終取りまとめが行なわれました。2020年度までに達成すべき目標基準値として定められ、ガソリン、軽油またはLPガスを燃料とする乗用自動車が対象になります。
  • ●燃費の試験はJC08モード走行で行なわれ、車重クラス別の重量区分は、平成27年度燃費基準と同じ16段階になっています。
  • ●平成27年度燃費基準と同様に、「トップランナー方式」の考え方に基づいて策定されており、ガソリン乗用車の場合、平成27年度燃費基準平均値に対し19.6%の向上率となっています。
  • 条件を満たした車両には、
    このようなステッカーが車両に貼られています。

  • 「2020年度燃費基準+90%達成車」

    「2020年度燃費基準+90%達成車」

  • 「2020年度燃費基準+50%達成車」

    「2020年度燃費基準+50%達成車」

  • 「2020年度燃費基準+40%達成車」

    「2020年度燃費基準+40%達成車」

  • 「2020年度燃費基準+30%達成車」

    「2020年度燃費基準+30%達成車」

  • 「2020年度燃費基準+20%達成車」

    「2020年度燃費基準+20%達成車」

  • 「2020年度燃費基準+10%達成車」

    「2020年度燃費基準+10%達成車」

  • 「2020年度燃費基準達成車」

    「2020年度燃費基準達成車」

平成27年度燃費基準

  • ●平成27年度燃費基準とは、2007年7月に改正された「省エネルギー法」に基づき、2015(平成27)年度までに達成すべき目標基準値として定められた燃費基準のことです。試験方法は10・15モードからJC08モードに変更され、車重クラス別の重量区分は16段階に細分化されます。平成22年度燃費基準と同様に「トップランナー方式」の考え方に基づいて策定されており、ガソリン乗用車の場合、平成22年度燃費基準平均値に対し29.2%の向上率となっています。
  • ●平成27年度燃費基準を達成すると、自動車検査証に「平成27年度燃費基準達成車」と記載されるとともに、「平成27年度燃費基準達成車」のステッカーが車両に貼付されます。
  • 条件を満たした車両には、
    このようなステッカーが車両に貼られています。

  • 「平成27年度燃費基準+20%達成車」

    「平成27年度燃費基準+20%達成車」

  • 「平成27年度燃費基準+10%達成車」

    「平成27年度燃費基準+10%達成車」

  • 「平成27年度燃費基準+5%達成車」

    「平成27年度燃費基準+5%達成車」

平成30年排出ガス基準

  • ●一般のお客さまの自動車排出ガス性能に対する関心と理解を深め「排出ガス低減性能の高い=クリーンな自動車」の普及を図ることを目的に、自動車の排出ガス低減性能について国土交通省が認定し、結果を公表しています。
  • ●「平成30年排出ガス基準」の試験法には、国際基準(WLTP)によるWLTCモード法が導入されています。
  • ●平成28年10月以降に新たに型式認定を受けたクルマで、「平成30年排出ガス基準」に対し、一酸化炭素(CO)、非メタン炭化水素(NMHC)、窒素酸化物(NOx)を 50%低減したものは「平成30年排出ガス基準50%低減レベル認定車」(★★★★低排出ガス車)、75%低減したものは「平成30年排出ガス基準75%低減レベル認定車」(★★★★★低排出ガス車)として2段階のランク付けが行なわれ、それぞれのランクに応じたステッカーが貼付されます。
  • 条件を満たした車両には、
    このようなステッカーが車両に貼られています。

  • 「平成30年排出ガス基準75%低減レベル認定車」

    「平成30年排出ガス基準75%低減レベル認定車」

  • 「平成30年排出ガス基準50%低減レベル認定車」

    「平成30年排出ガス基準50%低減レベル認定車」

平成17年排出ガス基準

  • ●「平成17年排出ガス基準」の試験法には、JC08モード法が適用されています。
  • ●平成15年10月以降に新たに型式認定を受けたクルマで、「平成17年排出ガス基準」に対し、非メタン炭化水素(NMHC)と窒素酸化物(NOx)を 50%低減したものは「平成17年排出ガス基準50%低減レベル認定車」(★★★低排出ガス車)、75%低減したものは「平成17年排出ガス基準75%低減レベル認定車」(★★★★低排出ガス車)として2段階のランク付けが行なわれ、それぞれのランクに応じたステッカーが貼付されます。
  • 条件を満たした車両には、
    このようなステッカーが車両に貼られています。

  • 「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」

    「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」

  • 「平成17年排出ガス基準50%低減レベル」

    「平成17年排出ガス基準50%低減レベル」

■この内容は2024年1月現在の情報です。