レッスン動画
上達のメソッドをプロが動画で解説

藤本敏雪コーチのシャローイング講座

スコアではプロに及ばないかもしれませんが、プロを超える美しく効率的なスイングを作ることは可能だという藤本コーチ。PGAツアーのトップ選手が採用する現代最強のスイングをアマチュアが習得するための方法を惜しげもなく公開!

PROFILE

  • 藤本 敏雪

    1982年京都府生まれ。京都産業大学ゴルフ部で主将を務め、卒業直後にレッスンの道を志す。
    2018年にジョージ・ガンカスコーチの存在を知り、日本の常識を覆すスイング理論や情熱的なレッスン動画に魅了され、自身のゴルフに採り入れるとスイングが劇的に改善。ガンカスの理論にトライしたスイング動画をSNSに投稿しているとガンカス本人とコミュニケーションできるようになり、2019年1月、アメリカで遂に直接対面を果たす。
    現在は全国を飛び回りながら世界基準のスイングを指導する日々。「スイングだけならアマチュアがプロを超えることができる」という信念のもと、熱いレッスンを展開中。

アドレスでは
動ける体勢を作ろう

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  • 3つのポイントで動き出しやすい
    アドレスを作りましょう

    アドレスには3つのポイントがあります。1つめは「良いバランスで立つ」ことで、体重が後ろにも前にもかかり過ぎない姿勢で立つことが重要です。脇の下、ひざ、土踏まずの前あたりが一直線かつ地面に垂直になるようにクラブを使ってチェックしてください。2つめは「体を固めないこと」で、体をガチガチに固めず少しリラックスした状態を作りましょう。このとき骨盤を立て気味にしつつ猫背のイメージで構えると動きやすい体勢になります。そして3つめは「腕のポジション」で、両腕を外旋させた状態から手のひらだけ内側に向けてグリップしましょう。両腕を内旋させると肩がガチガチに固まってしまうので要注意。この3つのポイントを守るだけでスムーズに動き出せるアドレスが作れるので、ぜひトライしてみてください。

曲がらなくなる
フェース面の使い方

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  • フェース面の操作をなくすことが
    ショットの安定につながります

    ショットを安定させるためにはフェース面の管理が重要です。インパクトでフェースの向きが1度ずれたたけでも100ヤード先の目標に飛びませんし、これが3度4度とずれたらとんでもない曲がり幅になってしまいます。ですからインパクトでフェース面がスクエアになるようなスイングを作る必要があるわけですね。そのためにどうすればいいかというと、まずはフェース面の操作をなるべく少なくすることです。ダウンスイングでシャフトが水平な位置まで下りてきたときにはフェースがスクエアな状態になっているべきですし、そこから手を使わず体のターンでインパクトすればそのままスクエアな状態で球をとらえることができます。

    ここで注意すべきなのが、トップで左手が甲側に折れた背屈の状態になっていないことです。背屈するとフェース面が開くのでダウンスイングで閉じる動きが必要になってきますが、手のひら側に折れた掌屈の状態になっていれば操作する必要がありません。掌屈の度合いはグリップによって変わってきますので、自分のグリップとマッチした掌屈の量を知っておくことも大事です。

飛ばしのための
タメとリリース

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  • 適度なタメを作ってから
    一気にリリースしましょう

    飛距離を出すにはダウンスイングで手首をタメてからリリースする動きが重要ですが、勘違いしているアマチュアの方も少なくないので注意が必要です。手首を思い切りタメようとして90度以上の角度を作ろうとしていませんか? プロのスイングはそう見えるかもしれませんが、それはカメラのマジック。クラブのシャフトが後ろに倒れているからそう見えるだけで、実際は90度以上のタメは作っていないんです。必要以上に手首を親指側に折ろうとしないでください。

    作ったタメをキープしてから一気に体を押し上げて回転することでクラブを加速しますが、このとき体が起き上がらないことと、右膝のやや上あたりで手元が最下点を迎えることがポイントです。前傾姿勢を維持するのは難しいと思いますが、切り返してから胸が地面に近づくようにするとうまくいくので試してみてください。前傾したままタメをほどかず手元を右太ももまで持ってきて、そこから一気にリリースしましょう。

スイングにおける
下半身の使い方

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  • 左太腿を外旋することで
    ジャンプする体制が整います
    クラブの重さを感じながら右肩を開き、回転しながら右ヒジを下げる

    ゴルフスイングで具体的に下半身をどう使えばいいかがわかっている人は少ないと思いますのでその要点を説明しましょう。最近の理論では体の軸を左右に動かさないで体重移動を行うという流れになっていますが、まずバックスイングでは体をスエーさせずに右のお尻が目標方向に向くように回していきます。このときアドレスで曲がっている右膝を伸ばしていくのがポイントで、こうすることで右のお尻がスムーズに動きます。

    ダウンスイングでは真下に踏み込んでから右脚を蹴って体をターンしますが、左太腿を外旋することで真下に踏み込む動きをつくることができます。と同時に骨盤を前傾させることで前傾姿勢が維持され、その後のジャンプする動きにつながります。ジャンプする際には地面反力を使うことがポイントで、踏み込んだ姿勢から右足で地面を押し返していきましょう。こうすることで強い回転運動が生まれ、そのエネルギーが飛距離アップに直結するのです。

現代型スイングの
スイングプレーンとは?

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  • 寝ているクラブを
    回転によって起こし
    シャフトプレーンに乗せます
    右股関節を後ろに引くとズボンにラインが入ります

    みなさんはスイングプレーンにどんなイメージをお持ちでしょうか? 円の形をした平面をイメージする方が多いと思いますが、実際にはそのようなシンプルな感覚ではなく、アドレス時のシャフトプレーンに対して平行にクラブが動く軌跡の集合体だと私は考えます。平面にとらえると切り返しでクラブが立ちやすく、インパクトまでにシャフトプレーンに戻す作業が必要になりますが、これがなかなか難しく、ミスにつながりますしクラブもスムーズに動きません。トップから切り返したときにクラブはシャローなポジションにあるべきなのです。

    そのためにはトップの時点でクラブがシャローなポジションにあったほうが良いですし、それがレイドオフと呼ばれる状態です。そこから手では何もせず体でクラブを下ろせばクラブはそのままシャローに下りてきてからシャフトプレーンに乗ります。このとき体の回転によってシャフトを立ててくるイメージが大切で、具体的にはグリップエンドを自分の体の近くに引き寄せることで寝ていたシャフトを起こします。

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