レッスン動画
上達のメソッドをプロが動画で解説
和田正義プロの飛距離アップレッスン


「飛ばしたい」という夢をかなえる、飛ばしのエキスパートによる飛距離アップのレッスン。
飛距離の限界を超えて新たなプレイスタイルを作ろう!
目次
PROFILE
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和田 正義プロ
東北高校、東北福祉大というゴルフ界のエリートコースを歩み2003年プロテスト合格。2006年ツアーからドラコン競技に転向。同年LDA世界ドラコン選手権日本大会で優勝し、ラスベガスで行われた世界大会に出場。その後出場試合を絞りながらも着実に上位に食い込む“イケメン”トップドラコンプロとして活躍。1976年11月12日生まれ、山形県出身。
ロングドライブのための準備
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手首のタメを作るには柔軟性が必要です
飛ばすために重要なのが手首と肩甲骨の柔軟性です。まず手首ですが、手首が硬いと、いくら良いスイングを作ってもスナップや遠心力が発生しないので飛びません。ですから、スイング作りや筋力トレーニングの前に、手首の柔軟性を作っておく必要があります。
また肩甲骨が硬いと体と腕が一緒に動いてしまい、ヘッドを加速させるために重要なダウンスイングにおける手首のタメが作れません。
クラブを使って手首と肩甲骨の柔軟性を作る方法を紹介するので、ぜひやってみてください。
飛ばせるアドレス
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アッパーブローに打てる姿勢を作ろう
ボールを遠くに飛ばすには自分のポテンシャルを100%発揮するための構えをしておく必要があります。適正な前傾姿勢、自然に垂れた両腕、やや左が高い上体のライン、それからボールの位置。これらが飛ばせるアドレスの条件になりますので、1つ1つチェックしましょう。
強い弾道になるグリップ
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左右の手が正対するように握ると飛距離と方向性が両立する
グリップは体とクラブが唯一接触している部分なので、ここをおろそかにしてしまうと飛ばすことはできません。
左手はナックルが2つから3つ見えるストロンググリップで握りましょう。斜め上からグリップに当てるイメージですね。右手は左手と正対するように斜め下から握ります。このように握るとインパクトで大きなエネルギーを出せますし、方向性もよくなります。
テークバックの注意点
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左腕でクラブヘッドを低く長く引く
テークバックの動作はダウンスイングに大きく影響を与えるので、正しくテークバックすることがロングドライブの条件です。
ポイントはクラブヘッドを低く長く引いて孤を大きくすること。この動作は必ず左腕主体で行い、右腕がそれに付随します。右腕で低く長く引いてしまうとスイングが壊れてしまうので注意しましょう。
スピードが出せる
トップのカタチ
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左手の甲がまっすぐで右手首に角度がある状態を作る
最もパワーの出せるインパクトの形は左手の甲がまっすぐで右手首に角度がある状態。ですからトップオブスイングでその状態を作っておけば、そのまま下ろせば強くインパクトができます。
ところが多くのアマチュアは左手首が甲側に折れ、右手首が伸びきった形になっています。そのためにダウンスイングで余計な動作が必要になりますし、強くインパクトできない原因にもなります。ですからトップオブスイングでは必ず、左手の甲がまっすぐで右手首に角度がある状態を作りましょう。
切り返しの時間差で飛ばせ!
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手首のタメとシャフトのしなりを発生させる
切り返しの動作は飛ばす上で最も重要な瞬間です。切り返しでシャフトをしならせることができればヘッドが加速するからです。
ポイントは上半身がバックスイングの動作を行っている間に、下半身でダウンスイングの動作を行うこと。左肩がアゴに触れたタイミングで左足を踏み込んでください。この時間差が手首のタメを発生させ、シャフトが大きくしなります。
ヘッドが走る体の使い方
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ダウンスイングでの右軸を安定させる
アマチュアの方はダウンスイングで体の右サイドが前に突っ込んでしまう場合が多いですが、これだとクラブをインサイドから下ろすスペースがなくなるので、必然的に外から下りてくることになりボールはスライスします。
この動作を修正するには、右足1本で立って素振りすることが有効です。頭と右足が縦のライン上に揃うことにより姿勢が安定し、ダウンスイングで右サイドが突っ込まなくなります。
強いインパクトの条件
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関節に力がたまっている状態を作る
インパクトで最大のエネルギーを発生させるには、1つ1つの関節が少し曲がっている状態を作ることです。具体的には、右肘、右手首、左膝、右膝の関節が「く」の字になっているようにします。その結果、体全体も逆「く」の字を描きますが、この形こそが力がたまった理想のインパクトです。
フォローでの我慢が
飛距離をアップさせる
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クラブを放り投げるようなイメージで両腕を伸ばす
せっかくエネルギーがたまったインパクトを作っても、フォローの形が悪いと台無しになってしまいます。左足のつま先がめくり上がってしまう場合がありますが、これだと左ヒジが引けてクラブがインサイドに抜けこすり球のスライスボールになります。
フォローではターゲットにクラブを放り投げるようなイメージで両腕を伸ばしていきますが、そのためにはしっかりと左足のつま先に乗っていることが大事です。両膝のラインを飛球線と平行にキープするとこの動作がしやすくなるので試してみてください。
フィニッシュは
飛ばしのバロメーター
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フィニッシュを見れば
飛ぶか飛ばないかがわかるフィニッシュは意識して作るものではなく、それまでやってきた動作の結果です。正しくクラブを振れた場合はシャフトが首筋に巻き付きますが、手に力が入り過ぎているなど、どこかでブレーキがかかってしまった場合は途中で動作が止まってしまいます。
また飛球線後方から見たときに、両脚に隙間ができるのも下半身を正しく使えなかった証拠です。
このようにフィニッシュは飛ばしのバロメーターなので、自分のフィニッシュがどうなっているかチェックしてください。