マメ知識

ゴルフの雑学・マメ知識ゴルフウェアでわかる
ゴルファーの深層心理って?

2020.01.16

日本人ゴルファーは、海外と比べて派手なウェアを好む傾向にあります。
ふだん地味めな服を着ているお父さんが全身柄物のド派手なウェアで登場したり、ショッキングピンクに身を包んだマダムの軍団が闊歩していたりと、ゴルフコースにはけっこうなサプライズが潜んでいるものです。海外のコースでも、その色合いから日本人ゴルファーは遠目で識別できることも多く、さらには背中に文字が書いていたりするので、欧米人のゴルファーとはちょっと違う雰囲気を醸し出しています。

なぜ日本人がゴルフとなると派手なウェアを着たくなるかは人それぞれでしょうが、心理学的にゴルフウェアのコーディネートにはその人の深層心理が隠れているといわれていて、その手がかりとなるのがトップスとボトムスの色彩です。トップスとはポロシャツやセーター、ボトムスとはパンツやスカートのことですね。

結論から言うと、トップスに着る色にはその人が「こう見られたい」という心理が現れており、ボトムスには本来のその人が現れているといいます。
たとえばド派手な色のポロシャツを着ていても、地味な色のパンツをはいていれば、その人は本質的には保守的な人であり、「前向きでエネルギッシュな人間」に見せたい願望があるということ。逆にポロシャツは地味でも、パンツやスカートが赤や黄色などの派手な色なら、その人は本質的に「目立ちたがり屋」ということです。

「派手な色」と一括りにしましたが、それぞれの色には意味があって、血や肉の色である赤は、「情熱」とか「興奮」、「攻撃性」を象徴します。太陽や光をイメージする黄色は「明るさ」の象徴であり、この色を好む人は「知的」で「自己主張が強い」と言われます。またオレンジもかなり目立つ色ですが、この色が好きな人は「明るく社交的」であり、その反面として「トラウマを抱えている」と言われることもあります。

つまり、トップスに赤色を持ってくる人は、自分を鼓舞したいという気持ちがあると考えられ、もしもその人がボトムスに黒やグレーなどの地味な色を着ていたとしたら、本来の性格は冷静だったり目立つのを好まないということです。その逆にボトムスが赤だったら、たとえ白いポロシャツを着ていたとしても、本来のその人は攻撃的で情熱的だということですね。


一見穏やかでごく普通の人に見えても、ボトムスの色使いが派手だと本当の性格は激しくて目立ちたがり屋な可能性がある。


一見強面でも、ボトムスの色使いが地味だと実は自分を鼓舞したいだけなのかもしれない。こういう相手とマッチプレーで戦う場合は、ビビらず正面突破でいこう。


コースに上下ビビッドカラーで登場したら、かなりの強者。黄色ならなおさらだ。自己主張が強い可能性があるので、自分のペースを乱されないように注意しよう。


この知識を持ちながらスポーツ選手のウェアを見ると、非常に興味深いと思います。強い選手はやはり派手な色を好む傾向があるからです。タイガー・ウッズは最終日には必ず「赤」で登場しますし、リッキー・ファウラーはかつてオレンジがトレードマークでした。また、黄色いウェアが印象的な美人テニス選手もいましたね。ただ、その色を上に持ってくるか下に持ってくるかが問題で、下に赤、黄色、オレンジを着る選手はまさに生まれながらのスターであり、勝負師と見ることができます。

ちなみに某芸術大学の色彩学の授業では、それぞれの色の意味と、その色を好む深層心理がひとしきり説明された後、教授が真剣な顔でこう言うそうです。
「もしも初めてのデートで異性と待ち合わせしているときに、相手が黄色い上下で現れたなら、即刻その場を立ち去りなさい!」と。
ジョークか本気かは定かではありませんが、経験的に、上下黄色のウェアを好むスポーツ選手が只者ではないことだけは間違いなさそうです。

絵と文
Honda GOLF編集部 小林一人

Honda GOLF編集長のほか、ゴルフジャーナリスト、ゴルフプロデューサー、劇画原作者など、幅広く活動中だが、実はただの器用貧乏という噂。都内の新しいゴルフスタジオをオープンし、片手シングルを目指して黙々と練習中。

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