マメ知識

ゴルフの雑学・マメ知識失敗しないドライバー選びのポイント

2019.01.24

各メーカーから毎年のように新作が発売される昨今、ともすればドライバー選びはどれにするか迷うことが多くなっているのが現実かもしれません。「飛ぶ!」「曲がらない!」という売り文句をひっさげて登場するニューモデルが後を絶たない状況の中、何を手がかりに自分に合ったものを見つければいいのか、ドライバーの精度に定評のある星野英正プロに聞いてみました。

― アマチュアがドライバーを選ぶときの基準を教えて欲しいのですが

星野 わかりやすいのはやはりヘッドの形状でしょうね。簡単に言ってしまうと、上から見て縦長に見えるモデルはつかまりやすいですし、その逆で横長に見えるモデルだとつかまりはちょっと落ちます。最近の大型ヘッドは基本的に曲がらないようにできているので、つかまえたいかそうでないかはひとつの基準になると思います。もちろん見た目の好みもあるでしょうが、一番は実際に打ってみて、どういう感覚なのかを自分でしっかり判断することです。

ドライバー選びのポイント1

★上から見て縦長 → つかまりがいい
★上から見て横長 → ひっかからない

― 星野プロご自身はどういう基準で選んでいますか?

星野 以前は大型ヘッドの中でも低スピンのモデルを使っていましたが、重心位置が最近のクラブと全然違って、つかまらなかったんです。ダウンスイングでフェースが戻ってこないので、これではちょっと厳しいなと思い、同じ海外メーカーの別のモデルに変えました。そうしたらいままで通りつかまるようになりましたし、とはいえつかまりの設定は標準なので、右にも左にも曲げることができたのでそれに落ち着いています。

― つかまりが重要なんですね

星野 僕はアドレスの段階でつかまえておきたいんです。つかまえた中でのコントロールをするので、そのへんの感覚は大事ですね。低スピン系の前は国産メーカーのけっこう小振りなヘッドでしたが、コントロール性は抜群にいいものの、地面にポンと置くと開いて見えるのが嫌だったんです。

― 小振りなヘッド=コントロール性がいい?

星野 ヘッドの性能は重心距離と慣性モーメントがかかわってきます。小振りなヘッドのほうが重心距離が短いのでドローとフェードは打ち分けやすいですね。

― オートマチックにやりたい人は大型ヘッドでいいんですね。

星野 そういうことです。本当にいまのドライバーは曲がりませんから、アマチュアの人は大型ヘッドが間違いなくいいですね。逆に僕なんかは、大きく曲げようと思ったときに曲がってくれないんで大変です(笑)。

ドライバー選びのポイント2

★曲げたくないアマチュアは大型ヘッドがおすすめ

― シャフトに関してはどうでしょう。硬めのシャフトを使う人が多いようですが。

星野 確かにオーバースペックのアマチュアは多いですね。しかし本当にシャフトのしなりを感じることができているか、というとそうではないと思います。ですから逆に、その感覚をつかめるように思い切ってレディース用のシャフトを振ってみるといいでしょう。そうすればこうやってしなってくるのか、という感覚がつかめるはずです。男性の一般アマチュアの方は無理に硬いシャフトを使う必要はありません。Rフレックスのシャフトのしなりをうまく使えればそっちのほうが絶対に飛びますから。

ドライバー選びのポイント3

★アンダースペックのシャフトでしなりを使うべき

アマチュアはプロのようにボールを曲げる必要がないので、小振りなヘッドよりも慣性モーメントの大きい大型ヘッドを使うべきだという星野プロ。その括りの中で、右へのミスが嫌なら縦長のヘッドを選べばいいですし、ひっかかるミスが嫌なら横長のヘッドを選べばいいということです。シャフトに関しては一般の男性ゴルファーならRフレックスで十分とのこと。とかくアマチュアは見栄を張りがちですが、シャフトがしならなければクラブ本来の性能が発揮できません。技術の進化でそもそも曲がらないのですから、アンダースペックのシャフトを思いっ切りしならせて打ってみてはいかがでしょうか。

星野英正プロ

アマチュア時代は日本アマ3勝を含む52勝を挙げ、プロ入り後はツアー3勝。切れ味鋭い正確なショットが持ち味でドライバーのフェアウェイキープ率はつねに上位をキープ。


Honda GOLF編集部 小林一人

Honda GOLF編集長のほか、ゴルフジャーナリスト、ゴルフプロデューサー、劇画原作者など、幅広く活動中だが、実はただの器用貧乏という噂。都内の新しいゴルフスタジオをオープンし、片手シングルを目指して黙々と練習中。

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