マメ知識

ゴルフの雑学・マメ知識【ルール】池に入った時の
正しい処置の仕方は?

2010.12.22

みなさんこんにちは!
今回はゴルフのルールをあらためてお勉強したいと思います。
ゴルフルールはもう完璧だ!いまさらいいよ~と思う方もいらっしゃると思いますが、ゴルフ歴の短い私にお付き合いくださいませ。

さて、今回のテーマは私の大っ嫌いな“池”でのルールです。
私…池に好かれているのか嫌われているのか、池があればだいたいダイブしていきます。
チーーーン。
もう本当に嫌になっちゃう!
そんな池でのゴルフルールです。
池に入った時のペナルティーやドロップの仕方、正式なルールはご存じでしょうか?
みなさん結構適当にプレイしてしまっているのではないですか~!?
はい、私はかなり適当にそこら辺から打っていました。(汗)
ということで、今回は池に入った時の処置を調べてきましたよ。

まずこの池や海、湖、川、溝などのことをウォーターハザードと呼びます。(水の有無に関係ない)
通常、このようなウォーターハザードの周りは黄色い杭が打たれています。
この黄杭がウォーターハザードの目印ですね。
さぁ不運にもこのウォーターハザードに入ってしまいました。
この時の救済方法は以下の3つです。
1 ウォーターハザードの中からそのまま打つ。
この場合は無罰。
ペナルティーなしです!
(但し、ショット前にクラブが水面に触れた場合は2打罰)
2 プレイした所からもう一度打ち直す。
この場合は1打罰。
(打ち直しがティーグランドの場合はティーアップしても良い)
3 ボールがハザード境界線を最後に横切った地点とホールを結ぶ線上の後方にドロップし打つ。
この場合は1打罰。
(線上後方ならどこまで後ろに下がっても良い)
以上3つのうちのどれかを選択してプレイ続行するのが正式なルールです。

ここでもう一つ。コースには池や溝などの他に、ホールと並行して流れる川などがあります。
このような川のことをラテラルウォーターハザードと呼び、上記救済方法(3)“ボールがハザード境界線を最後に横切った地点とホールを結ぶ線上後方でのドロップ”で、どこまでいってもドロップすることができない水域の事を指しています。
このラテラルウォーターハザードには赤色の杭が打たれています。
さてこの赤杭が打たれているラテラルウォーターハザードに入ってしまった時はどうするのでしょうか。この時の救済方法は以下の5つになります。
1 上記(1)と同様。
2 上記(2)と同様。
3 上記(3)と同様。(規則上は可能ですが、現実的には不可能)
4 ハザード境界線を最後に横切った地点から2クラブレングス以内でホール内に近づかない位置にドロップし打つ。この場合は1打罰。
5 ハザードを最後に横切った地点の対岸地点(ホールから等距離)から2クラブレングス以内でホールに近づかない位置にドロップし打つ。この場合は1打罰。
以上5つのうちのどれかを選択してプレイ続行するのが正式なルールです。

黄杭と赤杭の意味の違いってこういうことだったんですね~。
私初めて知りました。
黄杭が目に入ればホールと池に入った地点を結ぶ線上の後方から!
赤杭が目に入れば、ハザード境界に入った地点から2クラブレングス内から!
とインプットしておけばいいですね。

最後に!
最も間違えやすいものをご紹介しておきます。
池越えの際、一度池を超えたのに地面でボールが跳ね、逆戻りして池に入ってしまった…。
という何とも切ない状況になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
この際のドロップの仕方ですが、ウォーターハザードの救済方法(3)の明記通り行わなくてはなりません。
「ボールが境界線を最後に横切った地点とホールを結ぶ線上でのハザード後方にドロップをすること」
一度超えたから~といってホールに近い位置にドロップしがちですが、これは大きな反則行為となってしまいます。
…はい、私が反則行為をしていた張本人でございます。
チーーーン…(汗)
これから気をつけねば!

ルールを守っていれば、あとあと揉め事が起こって嫌な気分になることはありません。
自分も周りも気持ちよいゴルフタイムを過ごせるよう、みなさんもルールに気を付けて楽しくプレイをしましょうね!

絵と文
Honda GOLF編集部 かな子

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