マメ知識

ゴルフの雑学・マメ知識ロストボールについて調べてみた!
権利は?回収、性能は?

2010.03.31

みなさんこんにちは~かな子です!ゴルフを始めてまだ半年足らずですが、その魅力にすっかりハマってしまった私。100切り、いやその先を目指して一生懸命練習している毎日です。このたびHonda GOLFのスタッフに加えていただけることになりましたので、どうぞよろしくお願いします。

さて、そんなわけで私のHonda GOLFでのお仕事第1弾がこのコラム。ゴルフを始めて長い方も、始めたばかりの方も!今日は私の素朴なクエスチョンに付き合って貰っちゃいますよ。

さてさて、ゴルフのお上手な方々にとってはロストボールなんてあまり気に留めない話かもしれませんが~・・・まだまだゴルフ初心者の私は、ラウンドする毎にボールが減っていきます。(泣)
どこのゴルフ場に行っても、必ず「池」ってあるでしょ?この池がブラックホールです。なぜだか分かりませんが、よりによって池があるホールの時だけダフったり、トップしたり・・・池のブラックホールにボールが吸い込まれていくのです。そんな方も多いのでは?・・・私だけかしら?(汗)
池の中を覗いて見ると、同じように吸い込まれたボールがたくさん眠っているのをよく目にしますよね。「このように池ポチャしたロストボールって一体どうなっちゃうの?」みなさんは疑問に思ったことはないでしょうか?

(・・・・・・・・・・!?そう言われてみると・・・気になる。。。)

でしょ?そうでしょ!?ほら~!ほらほら~! !やっぱり気になりますよね~!知りたいですよね!?みんな気になってウズウズしてきちゃったでしょ?さぁ!一緒に解決しましょーう♪

まず、“ロストボール”って、ゴルフ場のもの?私たちのもの?権利はどっちにあるの???そこで、私、早速いろいろ調べてみました!

理論的には、私たちがボールの行方が分からなくて次のボールを打った時点でその所有権は放棄した事になり、即ちゴルフ場の所有となります。したがってそれを勝手に拾って自分の物にする事は窃盗罪!万引きと同じになっちゃうのです。

日本やアメリカでも、夜中ゴルフ場に侵入して池に潜り、沈んだゴルフボール1500個(約4万6000円相当)を盗んだという事件も。しかも、ウエットスーツに水中眼鏡を着用・・・と本格的な格好に笑っちゃう光景ですが・・・!

池の中のロストボールはというと・・・
ゴルフ場によっても異なりますが、池さらいで回収しロストボール販売業者に販売します。業者は綺麗に洗浄し、ブランド別、状態別に分け、商品として再利用をしているようです。
これが結構な売れ行きなようで、利益になるみたいですよ。

確かに、ゴルフボールって意外とお値段するんですよね。ラウンドする度に何個か失くしてしまっては経済的にもイタイ。上手くなるまではロストボールで十分だと思ってついつい安い方に手が伸びてしまうのが事実です。

では、ゴルフ場でもロストボールを販売したら儲かるんじゃないの?って思ったりしませんか!?ゴルフ場でロストボールを販売している光景はあまり見かけないですよね。それはなぜかというと、、、新品のボールが売れなくなっちゃうからなのです。(あ~!そっかぁ!な~るほど!)
というわけで池のロストボールを集めないゴルフ場もあるみたいなんですが、いつの間にか池のボールが減っていく・・・みたいですよ。ゴルフ場のスタッフによると、「夜の間にどなたかが拾われているのかもしれません。」とのこと・・・。

なんか怖いな~。でも、こんな説も。

実際の調査によれば、ゴルフボールを1週間水につけておいただけで、飛距離は6ヤードも落ち、3カ月で12ヤード、6カ月で15ヤード落ちるという結果が出ています。別の調査でも、ゴルフボールは水を吸収することが明らかになっており、いったん吸収した水分は取り除くことが困難な上に、ボールの性能に大きな影響を与えることが分かっているのです。

池から回収されたロストボール・・・ひょっとして1度しか打っていないボールかもしれませんが、逆に5年以上も池の中に沈んでいたボールの可能性だってあります。
内部の劣化状況を知らないで売っているロストボール。安いとはいうものの深く考えてみると、一生懸命・本気でゴルフをやっている私たちにとってロストボールでラウンドするという事は少し怖さもありますね。

上手くなるためにクラブにお金をかけられるのなら、ボールにも、多少贅沢させてあげてもいいのかもしれませんね。

絵と文
Honda GOLF編集部 かな子

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