GENTSUKI CLUB

ネコxゲンツキ比較論

ホンタマ

ホンタマです。
今回も“ゲンツキはネコ科ゲンツキ目、つまりネコ科動物だ”を提唱するリューゲ博士にその学説の根拠を伺ってみましょう。
確か前回は、ネコの眼とゲンツキのライトが似ているとかなんとか、ちょっと怪しげな比較生態学の予告がありましたが…
はてさて、ホントのところは???

本日のテーマ

リューゲ博士
リューゲ博士

ネコ×ゲンツキの比較生態学の研究者

やあやあ、ホンタマくん。なかなか記憶力がいいね。
「ネコは3年の恩を3日で忘れる」なんて言われるが、キミは頼りになるな。
実際、ネコは缶詰を空ける音やご主人様の足音などは一生覚えているという実験結果もあるらしい。
だから猫缶の音を聞くと全力でダッシュするし、いたずらした後にご主人様が帰ってくると静かにジッと隠れることができるのだ。
ゲンツキだって、エンジンがかかればエネルギーに満ち溢れ、エンジンを切れば夜の海を想像させる静けさをたたえる。
おっとこんなところにもネコとゲンツキの共通項を見つけてしまったね。

さて、今回はネコの眼とヘッドライトの関係についてだ。
まずは私のこの輝く眼をみつめてほしい。
ときにはエメラルドのように、ときにはサファイアのように、鮮やかにキラめくこの瞳!
人間界では、ネコの眼はクルクル変わる気まぐれなものにたとえられ、良い意味で使われていないようだが、とーんでもない誤解だぞ。
そもそも我がネコ科動物は、真っ暗闇でも獲物や対象物を認識できる。これは網膜の裏側にある「タペタム(輝板)」という薄い膜の働きで、わずかな光量でも約40%増量できるからなんだ。

だから暗い所では瞳孔を最大限に拡げてまん丸目!逆に明るいところでは網膜を保護して針の目!
どうだ素晴らしいメカニズムだろう。

一方、ゲンツキの眼、すなわちヘッドライトをみてみよう。
どんな夜道も安心して照らしてくれるパッチリお目々だ。
しかも時に応じて、まるでネコの瞳孔のように瞬時にハイビームとロービームに切り換えることもできる。
これはネコの眼の優れたメカニズムを、ゲンツキメーカーの技術者が取り入れた成果に違いない!と思う…

ああ、久しぶりの講義で少し疲れたな。ゲンツキシートの上で昼寝でもするか。
それではホンタマくん、今日はここまで。むにゃ、むにゃ。

講評
ホンタマ

最後は「と思う…」って、なんだか自信なさげですね。
あっという間に眼を閉じて寝てしまいましたし…。まるでエンジンを切ったヘッドライトのように、ネコ眼も消灯でしょうか。
あっ、そんなところもゲンツキはネコに似てるかも?うーん、だんだん煙に巻かれてきた気がします。
ではわたくしホンタマもお昼寝タイムとしましょう。次回もお楽しみに。