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GENTSUKI CLUB

いつの日かの巻

とある冬の一日。暖かい日を選んで、
蛙と兎が原二で出かけたそうな。

まだ風は冷たいけれど、久しぶりの遠出に気分も盛り上がる二人。
たくさん走って体が冷えてきたので峠の茶屋で休憩をとることにしました。

団子とお茶をほお張りながら茶屋で楽しくおしゃべりする蛙と兎。
そこに、バイクの一団がやってきます。

大きなバイクに乗ってきたのは、バイクに負けないくらい大きな、
そして恐ろしい顔をした鬼たち。
蛙と兎はすっかり怯え、小さくなってしまいました。

「そろそろ行こうか。。。」
蛙と兎が逃げるようにして原二に近づくと、
二人の乗ってきた原二を囲んで、
なにやら鬼たちが話をしています。
困った二人は意を決して鬼たちに話しかけることにしました。

「出発したいので、そこを、どいてもらえませんか!」
すると、恐ろしい顔をした鬼たちはいっせいにこちらへ振り返りました!

「ああ、すいません。これは君たちのバイクだったんだね。
楽しそうなバイクだなって、みんなで話していたんです」

恐ろしいと思っていた鬼たちは、
話しかけてみると優しく、
バイクにとても詳しかったそうな。
蛙と兎は、自分たちが出発することも忘れ、
すっかり鬼たちとのバイク談義に
花を咲かせてしまいました。

そろそろ帰る時間。
今度はみんなで一緒に出かけようと約束をして鬼たちと別れた蛙と兎。
陽は傾き、辺りはすっかり寒くなっていましたが、

世の中には、
たくさんの種類のバイクがあって、
たくさんのバイク乗りが、
たくさんの楽しみ方をしていることを知った二人は、
わくわくで、
帰りの寒さも気にならなかったそうな。

おわり。

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