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GENTSUKI CLUB

いまは少しむかし。
田んぼに囲まれた故郷を離れ、
一匹の蛙がこの街にやってきたそうな。

ある日、蛙が歩いている横をピューンと
一台の「のりもの」が走っていった。
どこへ行くにもピョンピョンと歩く蛙には、
それが、たいそうカッコよく見えた。

「のりもの」はひとつ先の信号で止まった。
蛙は大急ぎでその「のりもの」に近づき、
気がつかれないよう、そっと横目で眺めた。
「PCX」と書かれた「のりもの」に乗っているのは
ピンと耳を立てたオシャレな兎。
故郷から出てきたばかりの蛙にとって
そのすがたは、とても眩しく見えたそうな。

やがて信号が青に変わり、
後光がさしたまま「のりもの」は走り去る。
それをずっと眺めていた蛙は思ったそうな。
あの「のりもの」に乗ってみたい、と。・・・・・つづく。

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