タマガンゾウビラメ
分類
カレイ目ヒラメ科ガンゾウビラメ属
学名
Pseudorhombus pentophthalmus
別名
テビラ、テベラ、フナベタ、ガンゾ
  • 特 徴
分布
北海道から九州南岸までの日本海・東シナ海沿岸、北海道室蘭から九州南岸までの太平洋岸、瀬戸内海、東シナ海大陸棚域に分布。
大きさ
最大で約25cmになる。
釣期
ねらって釣る魚ではないが、5~12月によく釣れる。
棲んでいる場所
水深40~80mの砂泥底に棲む。
生活史
産卵期は3~8月で、南の海域ほど早い。アミ類などの小型甲殻類や魚類などを捕食する。満1歳で7~17cmとなって成熟し、満2歳で14~23cmとなり、寿命は3歳と考えられている。
特徴
最大でも25cmどまりの小型のヒラメの仲間。背ビレ前部の鰭条は短く、糸状に伸びないこと、有眼側の側線の上方に3個、下方に2個の眼状斑があること、臀ビレは53~57軟条であることから近縁種と区別できる。
主な釣り方
沖釣りのアマダイやホウボウ釣り、ボートのシロギス釣りの外道としてよく顔を出す。片テンビンの2~3本バリ仕掛けで、エサは、イソメ類、オキアミなどを使用する。場所によっては岸からの投げ釣りでも釣れる事がある。
美味しい食べ方
身質はヒラメに似るがやや軟らかく、新鮮なものは刺身が旨い。刺身をとった後の中骨を干して揚げたり、小型のものは丸揚げにするとよい。カラカラに干した干物は瀬戸内の名産品で、木槌などでよくたたいてから焼いて食べる。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。
  • 特 徴