シイラ
分類
スズキ目スズキ亜目シイラ科シイラ属
学名
Coryphaena hippurus
別名
マンリキ、マンビキ、トウヒャク
分布
島嶼部や瀬戸内海を含む全国の沿岸域に分布。
大きさ
最大で2mに達する。
釣期
沖合からの暖水とともに沿岸域に来遊し、暖水の波及が顕著となる夏から秋が釣期となる。
棲んでいる場所
沿岸や沖合の表層に棲む。
生活史
産卵期は春から夏で、産卵は水温20℃以上の温帯から熱帯の沖合で行われる。産卵数は8~100万粒で、産卵期に数回産卵する。卵の直径は1.5mm前後で海面に浮き、2、3日で孵化する。成長は早く、1年で40cm前後、2年で約70cm、3年で90cm、5年で1m以上に達する。魚食性が強く、トビウオ類、イワシ類やイカ類を捕食する。
特徴
体は細長く体高は頭部で最も高くなり、著しく側偏する。背ビレ基底は著しく長く、眼の上方から尾柄部まで連続する。体色は、背部は濃青色で腹部は黄褐色で体側にブルーの小斑点が散在するが、体色は釣り上げると刻々と変化する。
主な釣り方
ルアー釣りの人気ターゲットで主に沖釣りでねらうが、潮通しがよい沖磯や防波堤、時には地磯からもねらえる。エサ釣りでは活イワシを使った泳がせ釣りや一本釣りが面白い。
美味しい食べ方
身は淡いピンク色で、新鮮なものは刺身で美味しい。淡白な味わいなので、ムニエルやフライなどの洋風料理に向き、小型魚は開いて干物にするとよい。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。