オショロコマ
分類
サケ目サケ科サケ亜科イワナ属
学名
Salvelinus malma
別名
分布
日本では北海道だけに生息している。
大きさ
およそ20~25cm。
釣期
春~秋。オショロコマは漁業権が設定されている河川・湖沼はほとんどない。亜種のミヤベイワナが生息する然別湖では、期間と人数を限って毎年解禁している。
棲んでいる場所
北海道の山岳渓流全域に生息。知床半島にも分布する。また、一部の河川では湿地帯や止水域、河口付近にも見られる。
生活史
降海する個体もいるが、北海道ではほとんどが河川に残留するタイプだ。晩秋に産卵を行ない、翌年の1~2月ごろにふ化する。稚魚のうちは流れの緩い浅場で過ごし、成長するに従って淵へと移っていく。
アメマスの混在する河川では、それよりも上流に生息して住み分けていることが多い。
特徴
イワナの近縁種であり、体色や白い斑点などもよく似ているが、側面にパーマークと朱点があるのが特徴。また、繁殖期には腹側が赤く染まる。環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
主な釣り方
エサ釣り、ルアー釣り、フライフィッシングなど。なお、オショロコマの降海型はドリーバーデンと呼ばれ、海外ではゲームフィッシュとして人気がある。
美味しい食べ方
塩焼き、空揚げ、ムニエルなど。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。
※環境省レッドリスト等の掲載種については、法令・条例等で捕獲等が規制されている場合があります。必ず各自治体等の定めるルールに従ってください。