ニゴイ
分類
コイ目コイ科カマツカ亜科ニゴイ属
学名
Hemibarbus barbus
別名
セータ、サイ
分布
本州と四国のほぼ全域と九州北部。
大きさ
最大で60cmほどになる。
釣期
ほぼ周年。
棲んでいる場所
規模の大きな河川の中~下流域から汽水域、および湖。砂底を好む傾向がある。
生活史
日本固有種で、流れの緩い場所の底付近で生活する。4~7月に産卵を行ない、2年で20cm前後、4年で35cm以上になる。
雑食性で、水生昆虫や藻類のほか、時には小魚も捕食する。
特徴
体型は細長く、鼻先が前方に伸びていて、1対のヒゲがある。そのほかに口が下向きについていること、尾ビレの切れ込みが深いといった特徴がある。また、水質の悪化に強いため、都市部の河川にも多い。
従来は1種だと考えられていたが、本州西部と四国にいるものは近縁種のコウライニゴイだと考えられている。
主な釣り方
専門にねらうことは少ないが、コイやフナ釣りの外道としてよく釣れる。ミミズや練りエサなど、どんなエサにも反応する。ルアーやフライで釣ることも可能。
美味しい食べ方
小骨が多く、あまり食用にはされないが、大型のものは意外と美味しい。洗いや空揚げ、天ぷらで食べる。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。