ナマズ
分類
ナマズ目ナマズ科ナマズ属
学名
Silurus asotus
別名
マナマズ
分布
ほぼ日本全国の淡水域に生息。
大きさ
最大で60cmほど。
釣期
5~10月ごろ。
棲んでいる場所
河川の中~下流域や湖沼、用水路など。水草の茂る泥底を好む。
生活史
5~6月ごろが産卵期。群れで浅場や湖岸、水田などに集まる。オスがメスの体に巻きつくという行動をとった後、水草や水底に卵を産む。オスは2年、メスは約3年で成熟する。
特徴
夜行性の魚。昼間は流れの緩やかな場所にいて、水底の岩や水草の陰などに身を潜めている。
夜になると発達した口ヒゲでエサを探し貪欲に捕食する。エサになるのはおもにドジョウやタナゴなどの小魚、甲殻類、カエルなどの小動物である。
主な釣り方
イトとハリの簡単な仕掛けにカエルをつけ、水面を叩いて誘う「ポカン釣り」という伝統的な釣法がある。最近はルアー釣りも人気。トップウォータールアーでねらうと、水面を割って飛び出す姿がヤミツキになる。
美味しい食べ方
ウナギに似た味わいで、さらに脂が乗っている。蒲焼や天ぷらなどに合うが、釣った環境などによっては泥臭さが気になることも。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。