- 分布
- 青森県から九州南岸までの沿岸域、瀬戸内海、東シナ海大陸棚縁辺域、小笠原諸島、沖縄島に分布する。
- 大きさ
- 最大で40cmになる。
- 釣期
- 4~12月に釣れ、7、8月が最盛期。
- 棲んでいる場所
- 内湾など沿岸域から沖合の中・底層を群れで遊泳する。
- 生活史
- 産卵期は4~8月で、1産卵期中に複数回産卵する。孵化後の成長は速やかで、動物プランクトンや小型の魚類・甲殻類を捕食し、満1歳で成熟する。寿命は満5歳。
- 特徴
- マアジに似るが、体高がやや低くて体の断面が丸くほっそりしており、側線のカーブが緩やかで、セイゴ(楯鱗)は体の後半の直走部のみにあり、尾柄部に小離鰭があることで区別することができる。マアジよりも体色が青味がかることからその名がついた。
- 主な釣り方
- 沖釣りではマアジやイサキの外道扱いで専門にねらう魚ではないが、陸釣りでは群れが回遊すると多くの釣り人が繰り出す人気魚である。堤防からはカゴ釣りでねらうのが一般的だが、ルアー釣りの1ジャンルである小型ワームを投げるアジングでもねらえる。沖釣りでは寄せエサカゴを付けた片テンビン仕掛けやサビキでねらう。エサはいずれもオキアミで、アオイソメが威力を発揮することも。
- 美味しい食べ方
- 味はマアジに準じ、マアジの味が落ちる冬場に味が落ちないため市場での評価が高くなる。生食では刺身、たたき、なめろうや酢じめで賞味され、焼き物では塩焼きやさんが焼き、煮付け、揚げ物、汁物とどんな料理にも使える。干物も旨い。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。