マコガレイ
分類
カレイ目カレイ科ツノガレイ属
学名
Pleuronectes yokohamae
別名
「城下かれい」は大分県日出町でとれるマコガレイのブランド
分布
北海道西岸から九州西岸までの日本海・東シナ海、北海道南岸から土佐湾までの太平洋岸、瀬戸内海に分布。
大きさ
30cm前後が多く、最大で60cm。
釣期
10~5月ごろ。ハイシーズンは3~4月の「花見ガレイ」。
棲んでいる場所
水深100m以内の砂底や砂泥底に多い。
生活史
12~4月ごろが繁殖期で、暖かい地域ほど早い。湾口付近や湾外の水深10~60mで海底に産卵する。ふ化した仔魚は浮遊しながら育ち、体長数mmで左目が右側に移動する。早ければ2年、多くは3年で成熟する。
特徴
仔魚の時期には動物プランクトンを食べ、成魚は多毛類や甲殻類、二枚貝などをおもに捕食する。口は入り口が小さいが、内側で広がっているため、大きなエサでも時間をかけて飲み込む。
体は楕円形で、褐色や茶褐色のまだら模様になっている。マガレイとよく似ているが、裏側(目のない側面)が真っ白なので見分けることができる。
主な釣り方
シロギスと並んで投げ釣りの代表的なターゲット。初冬の乗っ込みの時期、および「花見ガレイ」と呼ばれる春が最盛期。沖釣りでも秋から春にかけてがシーズンである。
美味しい食べ方
型のいいものは刺身や煮付けなどで非常に美味しい。小型は空揚げに。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。