キジハタ
分類
スズキ目スズキ亜目ハタ科マハタ属
学名
Epinephelus akaara
別名
分布
青森県以南の全国沿岸。朝鮮半島南部、中国、台湾にも生息している。
大きさ
30cmほどのものが多く、最大で約60cm。
釣期
7~8月ごろが最盛期。
棲んでいる場所
日本海側に多く見られ、水深の浅い沿岸の岩礁域、特に砂底の混じった場所を好む。人工護岸の周辺にもつく。
生活史
夜行性のため、日中は岩陰や洞窟に身を隠している。夜になるとエサを探すためにねぐらから泳ぎ出す。小型のうちはおもに甲殻類を捕食し、大きくなるに従って魚食性が強まる。
初夏に産卵を行なう。成長の速度が遅く、40cm前後になるには10年近くかかるとされる。
特徴
暗褐色の上にオレンジ色の斑紋が広がり、ヒレも黄みを帯びている。
産まれた時にメスだった個体が、大きく成長してからオスに転換する「雌性先熟」という性質を持つ。
また、縄張り意識が強く、人の気配などで驚いても同じ位置に戻ってくることがある。
主な釣り方
夜釣りが基本で、堤防などの足元やゴロタ石の隙間にエビやイソメ類を落とし込む探り釣りが一般的。マダイの投げ釣りで外道として釣れることも。タイラバなどのルアーにも反応する。
美味しい食べ方
ハタ科のなかでも1、2を争う高級魚で、普通は料亭などにしか出回らない。ほんのりと赤みがかった白身で、刺身と潮汁、煮付けにムニエルなど、なんでもOK。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。