カナガシラ
分類
カサゴ目カサゴ亜目ホウボウ科カナガシラ属
学名
Lepidotrigla microptera
別名
カナンド、ガラなど。市場では「イ」(=仮名の頭)と呼ばれることも
分布
北海道南部以南の沿岸。
大きさ
成魚で30cm前後。
釣期
最盛期は11月ごろから翌年の1月ごろまで。
棲んでいる場所
水深40~300mほどの砂泥底に棲む。
生活史
産卵期は4~6月ごろ。海底付近でエビやカニなどの甲殻類を捕食している。
胸ビレのいちばん下の条が左右3本ずつの足のようになっており、この部分を動かして海底を歩きながらエサを探す。
特徴
硬い骨で頭部が覆われているため「カナガシラ」の名がついた。
形状はホウボウにとてもよく似ているが、胸ビレはホウボウよりも小さい。条半分の体色は赤、腹側はシロである。
また、背びれには鮮明な赤い斑紋がある。
主な釣り方
ホウボウと同じく、磯や堤防からの投げ釣り、沖釣りなどで釣れる。
美味しい食べ方
秋から初春が旬で、非常に美味。煮付けや塩焼きのほか、刺身でもいける。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。