ヘダイ
分類
スズキ目スズキ目スズキ亜目タイ科ヘダイ亜科ヘダイ属
学名
Sparus sarba
別名
分布
南日本の沿岸部。幼魚は河口付近にも入ってくる。
大きさ
成魚で40cmほど、大きいものは50cmを超える。
釣期
4~10月ごろ。
棲んでいる場所
おもに沿岸部の岩礁域で生活している。
生活史
春の終わりごろに産卵し、数cmになった幼魚は波打ち際や河口付近の汽水域など、かなり浅い場所で見られる。
成魚はクロダイよりもやや沖合いに多く、甲殻類や貝類、多毛類、そして小魚などを好んで食べている。
特徴
姿形はクロダイに似ているが、全体的に白っぽい。また、体側に細い黄色の縦縞が通っていること、アゴが前に出ていない、体型が扁平で背中が張り出して見えるといった特徴がクロダイとの違いである。
なお、一部の個体は成熟するとオスからメスに性転換する「雄性先熟」である。
主な釣り方
関東では数が少なく、おもに西日本で釣りの対象となる。磯や堤防からのウキフカセ釣り、イカダ釣りなど。
美味しい食べ方
クロダイよりも臭みが少なく、美味しいとされる。刺身やカルパッチョ、塩焼き、ムニエルなど幅広い料理に合う。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。