ハオコゼ
分類
スズキ目カサゴ亜目ハオコゼ科ハオコゼ属
学名
Hypodytes rubripinnis
別名
オコゼ、ハオコシ、ハチオコゼ
  • 特 徴
分布
青森県から九州南岸までの沿岸域、瀬戸内海に分布。
大きさ
最大で10cmになる。
釣期
ねらって釣る魚ではないが、4~12月によく釣れる。
棲んでいる場所
浅海のアマモ場や岩礁域に棲み、磯の潮だまりの中でも普通にみられる。
生活史
産卵期は6~8月で、夕マヅメにペア産卵を行う。産卵行動は雌雄が並んで中層に泳ぎ上がって放卵・放精するが、別の複数の雄が乱入して放精することがある。孵化後1ヶ月ほどで稚魚は藻場などに着底し、小型の甲殻類などを捕食して成長する。満1歳で成熟して産卵に参加する。夜行性で、昼間は物陰に隠れてじっとしていることが多い。
特徴
体は側偏し額がやや張り出す。背ビレ棘数は14~15で第2・3棘が最も長く、第5~9棘の間に黒色斑がある。これらの棘には毒があり、刺されると危険。腹ビレは1棘4軟条。体色は様々で赤あるいは茶褐色を基調とする。
主な釣り方
ねらって釣る魚ではないが、岸壁や磯からの小物ねらいのウキ釣りやチョイ投げ釣りの定番外道として顔を出す。
美味しい食べ方
食用とみなされていない。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。
  • 特 徴