- 分布
- 北海道以南の沿岸域。
- 大きさ
- オスは40cm前後、メスは約90cm。
- 釣期
- 5~12月。夏の夜釣りが有名。
- 棲んでいる場所
- 沿岸部の浅海にある砂泥底を好む。
- 生活史
- アナゴは夜行性の魚だ。日中は砂や泥に潜っていて、日が沈むとエサを探しに活動を始める。
「ノレソレ」と呼ばれ食用にもされる幼生が春に現れるが、産卵時期や場所などの詳細は解明されていない。
- 特徴
- 体はヘビのように細長く、褐色で腹側は白い。体の側線に沿って白い点が並んでいる。口を閉じると、上アゴが下アゴに被さる形になる。
おもなエサは甲殻類や多毛類、小魚や貝類など。多様な小動物を捕食する肉食性である。
- 主な釣り方
- 堤防や砂浜からの投げ釣り(夜釣り)や、沖釣りでねらう。ケミホタルなどの発光玉や蛍光パイプを使うと集魚効果がある。
- 美味しい食べ方
- 煮アナゴは寿司ネタで有名。関西では焼いたものが好まれる。大型よりも、やや小ぶりのほうが美味しいとされる。天ぷらや干物、洗いにして刺身でもいける。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。