残念ながら午前中はカジカの姿を見つけられずに終了。常に屈んだ状態で「ここは怪しそう!」という場所をあちこちチェックして回るので、体力も思っている以上に使います。
川から上がった時、先生に教えてもらったのがカジカザオの作り方です。てっきり専用ザオがあるのかと思いきや、先生も使用しているのは大半が自作したものでした。
作り方は簡単。折れたり古くなったりしたサオの穂先(リールザオがよい)を手に入れたら、先端の細く柔軟な部分をカット、そして手元側もカットして、釣具店で販売しているグリップを取り付けます。グリップを含む全体の長さは90㎝前後がおすすめ。あとはサオ先をカッターで割ってハリス止めを巻き留め、瞬間接着剤で補強し、最後にサオ先の径に合わせたチューブ(熱収縮チューブでもOK)を被せて補強します。
「このあたりは昨日かなりの雨が降っていて、川の水温が急に下がったのかもしれません」と先生。どうもタフコンディションの日に当たってしまったようです。それでも「あと一歩!」のところまで来ている実感はあったのですが、残念ながらこのあと川の水位が上がって来たこともあり、今回の「釣り」はここまでとなりました!
今回、カジカ釣りを実際にやってみて、魚の居場所を見つけて釣り上げるまで、経験値がしっかり試される立派な「釣り」であることがよくわかりました。また、カジカという魚が大切にされてきた背景も知ることができました。
同時に「昔のように今も川にカジカがたくさんいれば、けっして難しい釣りではないんですよ。だからあまり難しく考えすぎず、ぜひまたチャレンジしに来てくださいね」という先生の言葉もそのとおりなのだと思います。カジカ君、次は絶対に釣ってみせるから待っててね!
海なし8県をめぐる釣り旅もいよいよ後半戦。次も新しい釣りとの出会いを求めて頑張ります。ぜひ応援してくださいね!