午後からは支流の上流部に行ってみることに。ニゴイの力強いヒットはうれしかったのですが、チャビングならではの「小魚のアタリをダイレクトに感じる!」楽しさを味わうには、やはりオイカワやカワムツを釣ってみたい! 日も高くなってきたので魚の活性が上がることも期待できます。
午後1時過ぎ、支流の上流部で見つけたのは小さな堰堤の下に浅瀬が広がっている場所。流れの透明度は高く、水中をしばらく観察していると、たまにキラッと白く光る魚の影が見えます。しかもその数がとても多い! これってチャンスなのでは!
まずは流れの横に立って群れの中にルアーを通します。するとしばらくしてアタリが一度あったものの、途中で魚の重みが抜けてしまいます。食いが浅かったようで痛恨のフックアウト!「なんで釣れてくれないの~」と焦りますが、同じルアーで同じコースを通しているので魚に飽きられてしまっているかも……と考え、堰堤の上に回り込んで下流方向にキャストしてねらってみます。
ようやくミッション達成! ねらいどおりにオイカワをヒットさせられた時は、聞いていたとおりはっきりとした手応えがあって、その感触に思わず驚いてしまいました。エサ釣りで釣る時とまた違うルアーならではのこの感触は、たしかにクセになりそうです!
長靴を履いて郊外の川に出かければ、特別に珍しい魚がいる場所でなくても、テクニカルでエキサイティングな釣りを楽しめる。気軽でありながら、でもしっかり釣り歩いて一尾の魚に出会う里川のチャビングは、新鮮な面白さに満ちた釣りでした。
海なし8県をめぐる釣り旅もいよいよ最終盤。次はどんな魚を釣ってみようかな? ぜひ応援してくださいね!